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カテゴリ:美術館、博物館、芸術鑑賞
昨日、有給休暇を利用して国立西洋美術館で開催中の「ルーヴル美術館展-17世紀ヨーロッパ絵画」(Les revolutions de Fage classique:La pain\ture europeenne du XVIIeme siecle dans les collections du Musee Du Louvre)を鑑賞してきました。 この展示会は六本木の国立新美術館で開催されていたルーヴル美術館展~美の宮殿の子どもたちと併せてみることで、ルーヴル美術館の所蔵品の多様性を理解出来ると思います。 今回の展示会は6月14日までと残り少なくなってきたこともあり、正午頃に上野に着いた時には既に長蛇の列が出来ていて「60分」待ちでしたが結局約50分雨の中を待って入館出来ました。 この展示会は3つのテーマに分けられています: 1.「黄金の世紀」とその陰の領域 2.旅行と「科学革命」 3.「聖人の世紀」、古代の継承者? この3つのテーマでは、宮廷的な世界と貧しい農民の姿が対置され、或いは自然科学の発達と拡大する世界がもたらした新たな社会の諸相が概観され、さらに、宗教改革以降のキリスト教社会がどのような宗教絵画を生み、また、新たな規範を確立していったのかが探求されていく。(パンフより引用) 今回の展示会でやはり一番の注目はオランダはデルフト出身のヨハネス・フェルメールの作品でしょう。彼の作品は1のコーナーに展示されている「レースを編む女」で1669-1670年頃の作品と言われています。 2の旅行と「科学革命」では、17世紀になって近代化の波が押し寄せ始めてきたヨーロッパにおいて、芸術家たち取り分け宮廷画家たちは積極的に画の題材を探しにヨーロッパ各地を巡っていたようです。 展示品の中にはブラジル、オランダ、スカンディナヴィアなどの風景などを描いた作品がありました。 3の「聖人の世紀」、古代の継承者?では、宗教改革後のキリスト教世界の価値観に変化が現れ、それらはこの時代の宗教画にも影響をもたらしていたことが分かります。 ただし、このパートは画をじっくりと鑑賞するのと同時に、そこに描かれている宗教画の背景やキリスト教誕生の歴史などを理解した上で鑑賞するとより一層興味深いものになるでしょう。 ---------------------------自己PR-------------------------------- WBC東京ラウンド写真集はこちらでどうぞ WBC準決勝戦写真集はこちらでどうぞ WBC決勝戦写真集はこちらでどうぞ ロサンゼルス旅行記写真集はこちらでどうぞ ブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.06.04 21:35:13
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