|
カテゴリ:美術館、博物館、芸術鑑賞
ハプスブルク家は、13世紀から20世紀初頭にかけて600年以上の長きに渡りヨーロッパに君臨した名門王家として知られている。 ハプスブルク王家出身の王達は美術品を熱心に収集し、多くの優れた芸術家達を庇護した。ハプスブルク家のコレクションは多岐に渡り、今回の展示会では絵画だけではなく工芸品や武具までもがコレクションとして展示されている。 国立新美術館では「THEハプスブルク(Treasures Of The Habsburg Monarchy)」展と銘打って、数々の美術品を中心に展示されていた。 展示会は12月14日までと期限が間近に迫っていたので4日(金)の午後に会社を早退して行って来た。 【テーマ】 1.ハプスブルク家の肖像画 2.イタリア絵画 3.ドイツ絵画 4.特別出品(明治天皇がハプスブルク家に贈った絵画や蒔絵棚など) 5.工芸と武具 6.スペイン絵画 7.フランドル・オランダ絵画 この7つのテーマからも分かるように、ハプスブルク家の絵画コレクションの中心は「肖像画」です。絶大な権力と富を誇ったハプスブルク家は多くの宮廷画家たちに自らの肖像画を描かせていました。 それらの肖像画は権力の象徴として利用される場合もあるが、その反面、一家の成長の記録でもあり、王女の場合は嫁ぎ先への贈り物としての性格もあったようだ。 どの肖像画も一家の繁栄を物語るように女性は優雅に着飾り、男性は威厳に満ちたポーズを取っている。 今回の展示会に出品された作品は一家のコレクションの一部としてのルーベンスやベラスケスの作品に加えてエル・グレコやラファエッロの作品も出品されています。 ブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[美術館、博物館、芸術鑑賞] カテゴリの最新記事
|