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カテゴリ:ヨーロッパ映画
9-66.ヴィクトリア女王世紀の愛
■原題:The Young Victoria ■製作年・国:2009年、イギリス・アメリカ ■上映時間:102分 ■鑑賞日:12月28日、TOHOシネマズシャンテ(日比谷) ■予告編 □監督:ジャン=マルク・ヴァレ □脚本:ジュリアン・フェローズ □製作:グレアム・キング、マーティン・スコセッシ、ティム・ヘディントン、セーラ・ファーガソン □製作総指揮:コリン・ヴェインズ □撮影監督:ハーゲン・ボグダンスキー □編集:ジル・ビルコック、マット・ガーナー □美術:パトリス・ヴェルメット □衣装デザイン:サンディ・パウエル □音楽:アイラン・エシュケリ ◆エミリー・ブラント(ヴィクトリア女王) ◆ルパート・フレンド(アルバート公) ◆ポール・ベタニー(メルバーン卿) ◆ミランダ・リチャードソン(ケント公夫人) ◆ジム・ブロードベント(ウィリアム4世) ◆マーク・ストロング(サー・ジョン・コンロイ) ◆トーマス・クレッチマン(ベルギー国王レオポルド) 【この映画について】 喪服に身を包んだいかめしい老女。英国史上最強の時代を築いたヴィクトリア女王にはそんなイメージがつきまとう。が、もちろん偉大な女王にも自由と独立を誰よりも望んだ若き日々があった。 そんなヴィクトリアの姿を映像化するという画期的な企画は、現女王エリザベス二世の次男アンドリュー王子との結婚・離婚を経て英国王室を身をもって知るセーラ・ファーガソンの熱意から生まれた。ファーガソンは巨匠マーティン・スコセッシと共に製作に名を連ねている。 主演は『プラダを着た悪魔』のエミリー・ブラントと『プライドと偏見』のルパート・フレンドという新進の英国俳優コンビ。オスカー常連のサンディ・パウェルによる衣装も必見で、この部門でアカデミー賞を受賞しました。 (この項、gooより転載しました) 【ストーリー&感想】 18世紀の英国。ウィリアム王の姪ヴィクトリアは王位継承者として権力争いの真っ只中にいた。実母であるケント公爵夫人でさえ野望を抱く愛人のコンロイと共に娘を操ろうとし、強引に摂政を命じる書類に署名させようと画策するが、ヴィクトリアは断固として摂政政治を拒否する。 老王ウィリアム4世はヴィクトリアが18歳になってまもなく病死する。国王の崩御を就寝中に知ったヴィクトリアは即位した。その年若い新女王が頼りにしたのは首相のメルバーン卿だった。ヴィクトリアは事あるごとにメルバーンに相談を持ちかけるのだった。 母の弟レオポルドは独立まもないベルギー国王として英国の力を必要としていた。彼は甥のアルバートを政略結婚を目論み送り込むが、2人は互いに一目で恋に落ちるのだった。2人はやがて結婚するのだが、「女王の夫」としての立場を利用して性急に宮廷改革を行おうとしてところで妻である女王と衝突する。 夫婦関係にヒビが入ったと思えたが、ある日、公務で揃って外出中に馬車に向けて銃弾が放たれ咄嗟にアルバートが女王を庇って負傷したことがきっかけで、彼女は夫の自分への愛の深さを知った。 メルバーンが失脚してから、ヴィクトリアはアルバートを真のパートナーとして頼りにする。 邦題ではヴィクトリア女王の恋愛を扱っているかのような印象を与えかねないが、原題は「The Young Victoria」(若き日の女王)であり、その通り18歳で即位する前からアルバートと結婚し女王に君臨するまでの半生を対象に描いている。 映画としては時代背景を巧みに取り入れ、映像の大部分を英国でのロケ映像に頼っていることから、作り物ではない実在の城をバックにしていることで全編通して当時の様子が伺えるようだった。 ストーリー的には18歳で即位した若い女王が政治においても経験を積むことで成長していく様子や、身内とはいえ貪欲に権力を手にしようとする者がいたりして飽きずに最後まで観ることが出来た。 全体的に纏まった印象を感じたのは、プロデューサーとして名を連ねている名匠マーティン・スコセッシと、英国王室の「一員だった」セーラ・ファーガソンの2人の存在が大きいのではニアだろうか? 【自己採点】(100点満点) 71点。ロケ映像の美しさ、調度品や衣装の美しさに目を奪われた。 ブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.08.28 14:28:11
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