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テーマ:☆ボクシング☆(642)
カテゴリ:スポーツ・格闘技
世界ボクシング協会(WBA)フライ級タイトルマッチは、神戸で行われ、同級11位の亀田大毅が王者デンカオセーン・カオウィチット(タイ)を114-112、116-110,116-110の3-0の判定で下して、王座奪取に成功した。 「亀田3兄弟」の長男・興毅はWBC同級王者で、国内では初となる兄弟での同クラス世界王者誕生の快挙となった。 試合は1Rから打ち合いとなったが、デンカオセーンは体を低くしてパンチを出してはクリンチをする戦法。前回はこのクリンチに苦しんだ亀田だったが、この日は冷静に対応しバックステップで交わす等していたが、それでもスタミナに難がある33歳のデンカオセーンはクリンチを繰り返す。 しかも、レフリーがブレークする寸前に亀田の脇腹(キドニー・パンチ)や更には後頭部(ラビット・パンチ)や背中にまでパンチを浴びせるなどやりたい放題。クリンチ以外にも接近戦で体重を預けて倒すなど、王座を守るためにあらゆるダーティーな戦法に打って出た。 ところが、この日のオランダ人レフリーは厳しかった。亀田にも再三バッティングの注意を与えていたが、デンカオセーンに対して6回と11回にクリンチの際のホールディング(相手の腕を脇に抱える仕草)を注意され1点ずつ計2点の減点を与えた。 KOシーンこそなかったが、スタミナ切れの王者に対して堂々と打ち合って勝ち取った王者だった。クリンチがここまで多かったのは最近の世界戦では珍しいのだが、王者のなりふり構わぬ戦法にも、的確にボディと顔面にパンチを打ち分けるなど戦術的にも成長の跡を感じた。 これでWBCとWBAの同じクラスを亀田兄弟が制する珍しい形となった。 亀田大毅のコメント: 「21年間生きてきて、一番うれしかったです。センスもなく、才能もないと言われてたオレが、個々まで頑張れたのは家族のお陰。オヤジ、ありがとう。21年間、ありがとうございました。2年間、ご迷惑をおかけしました。2年間ホンマに頑張ってきてよかったと思います。皆さん、ありがとうございました」 ブログランキング参加中です。ぜひ、1票を投じて下さい。(又は、見出しをクリックして下さい) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.02.09 20:25:11
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