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テーマ:映画好きな人♪(41)
カテゴリ:アメリカ映画
10-23.マイレージ、マイライフ
■原題:Up In The Air ■製作年・国:2010年、アメリカ ■上映時間:109分 ■鑑賞日:4月18日、新宿武蔵野館(新宿) ![]() □監督・脚本・製作:ジェイソン・ライトマン □脚本:シェルダン・ターナー □原作:ウォルター・カーン □製作:アイヴァン・ライトマン、ダニエル・ダビッキ、ジェフリー・クリフォード □製作総指揮:トム・ポロック、ジョー・メジャック、テッド・グリフィン、マイケル・ビューグ □撮影監督:エリック・スティールバーグ □衣装デザイン:ダニー・グリッカー □美術:スティーヴ・サクラド □編集:デーナ・E・グローバーマン □音楽:ロルフ・ケント ◆ジョージ・クルーニー(ライアン・ビンガム) ◆ヴェラ・ファーミガ(アレックス・ゴーラン) ◆アナ・ケンドリック(ナタリー・キーナー) ◆ジェイソン・ベイトマン(クレイグ・グレゴリー) ◆メラニー・リンスキー(ジュリー・ビンガム) ◆J.K.シモンズ(ボブ) ◆サム・エリオット(メイナード・フィンチ機長) ◆ダニー・マクブライド(ジム・ミラー) 【この映画について】 ネット全盛と言われる現代に、人との心の繋がりについて問題提起する人間ドラマ。人間関係のしがらみを避け、効率だけを優先してきた「リストラ宣告人」ライアンは、自分より更に効率を優先させるネット世代の新入社員、ナタリーの教育係を任されたことで、これまでの自分を振り返り、本当に大切なことは何なのか気付いていく。 インターネットは人の繋がりを稀薄にすると批判されるが、それはどの時代にも問題にされてきたことなのではないだろうか。監督は、『JUNO/ジュノ』でアカデミー賞脚本賞を受賞したジェイソン・ライトマン。 出演は、『フィクサー』のジョージ・クルーニー、「トワイライト」シリーズのアナ・ケンドリック。(この項、gooより転載しました) 【ストーリー&感想】 年間322日も出張し、リストラ宣告を行っているライアン。「バックパックに入らない物は背負わない」がモットーだ。面倒な人間関係を嫌い、出張先で出会った女性とその場限りの情事を楽しむ毎日だ。貯まったマイレージは1000万目前。しかし、その目標を阻む者が現れた。上司のクレイグから紹介された新人ナタリーが、ネット上で解雇通告を行うという合理化案を提出したのだ!ライアンはクレイグから彼女の教育係を命じられ、自らの出張に同行させるよう半ば強制的にさせられる。 挫折を知らず優秀な成績で大学を卒業したナタリーとライアンでは価値観が合わず、彼女が提案した合理化案が認められればライアンの立場も危うくなることから、出張中もどこかよそよそしい。 一方で独身生活を謳歌するライアンには、同じように出張が多く全米を飛び回るアレックスと意気投合し男女の関係になる。 こうしてライアンと二人の女性ナタリーとアレックスの関係を中心にストーリーは展開する。そこにライアンの姉と妹との関係や、ナタリーと恋人の関係がサイドストーリーとして盛り込まれる。 ライアンに取っては快適だった出張も徐々に形勢が変わりつつあり、自身の立場まで危うくなり始める。1000万マイルを達成するのが人生の目標になりかけていたが、ふと気が付くと友人と呼べる存在が身の回りに居ないことに気が付き、更には、アレックスとの関係を深めようと画策するが、アレックスの知られざる私生活が明らかになり衝撃を受け落ち込んでいく。 ストーリーの展開としてはこんな感じで、ジョージ・クルーニーのライアン役は彼の役者イメージとも合致していてはまり役だ。そのクルーニーと大人の関係を築くヴェラ・ファーミガも良かった。 今では日本でもすっかり定着したマイレージ・カード。最近では提携カードで買い物を続けてマイルを溜める「陸マイラー」までいるほどハマっている人は少なくない。忙しい出張族とマイレージ・カードを結びつけた発想は面白かったです。 因みにこの作品はアカデミー賞主要5部門で6ノミネートされた。「作品賞」・「監督賞」・「主演男優賞」(G・クルーニー)・「助演女優賞」(V・ファーミガ)・「助演女優賞」(A・ケンドリック)・「脚色賞」である。 ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.12.30 11:00:32
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