西武首位を堅持!2位へ1.5差チ ー ム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
埼玉西武 | 5 | 5 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 14 |
東北楽天 |
0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 |
【投手-捕手】
(西)平野、岡本篤、グラマン-細川
(楽)長谷部、松崎、山村、川岸、佐竹-嶋
【責任投手】
勝:平野3勝3敗
負:長谷部3勝5敗
【本塁打】
中村15号(西)、細川8号(西)
【戦評】
大混戦の首位争いの中で、何としても1位でフィニッシュしたい西武。9月後半は23日以外はビジターでの試合が組まれているので、何としても前半のホームでの試合で貯金を確実に稼ぎたいです。
今カードはビジターですが、リーグ内で唯一勝率5割以下で「借金担当」の楽天相手に負け越す訳には行かない。マー君が今季絶望で登録抹消中で先発陣のやりくりさえ大変なチーム相手なので、出来れば頭を取って3連勝と行きましょう。
先発は平野と左腕長谷部です。
この二人、西武は2007ドラフトで長谷部を入札したが外し服部も外し平野を指名。その平野は埼玉出身ながら宮城県を本拠とするJR東日本所属で、ドラフト前は楽天志望と伝えられていた。
長谷部は期待され入団したが伸び悩み、平野は夏場になってローテに定着してきた右腕。
前置きが長くなったけど、この試合は事実上1回で決した。こんな試合も珍しかった。
先発の長谷部は立ち上がりから制球が定まらず、西武の打者は打席に立っているだけで良く、ボールを振る機会さえ与えられない。まず、先頭片岡から4者連続四球で1点、ここで5番中村はストライクを取りに来た真ん中のスライダーをレフト席へ叩きこむ満塁本塁打(今季三本目)であっという間に5-0。
2回には打者9人で4安打1四球に中村の失策も絡み、途中で松崎に交代したが5失点で2回終了で10-0と大差が付いた。
長谷部の独り相撲で楽天は出鼻をくじかれた。楽天打線は調子の出ない平野を攻め5回までに3点を返すが、長打力の差は歴然で、6回に再び西武打線が爆発。
高山の2点打の後、山村が投じた球は細川が大好きな真ん中低目でこれを叩くと左中間席へ飛び込む2ラン本塁打で14-3に。
もはやこんな試合をホームで見せられた楽天ファンに同情したくなるような西武打線の猛攻が続いた。試合は最終的に西武打線を上回る14安打を放った楽天打線だが8与四球と1四球と2本塁打の差が如実に出た。
14-4と立ち上がりの10点は最後まで縮まることなく西武が仙台で大勝した。明日は、エース涌井と川井の対戦。エースらしい投球が出来ていない涌井ですが、この勢いをもらってビシッとした投球で4連勝と行きましょう。
なお、首位争いをしているSBと千葉ロッテは揃って敗れたのでゲーム差は1.5と広がりました。
<ナベQ監督のインタビュー>
初回に4者連続フォアボールなんて初めてじゃないかな。
久しぶりにサンペイ(中村選手)のホームランが出たね! あの1本で終わらずに、7回に右投手から1本ヒットを打ったのが大きいし、良い兆しだね。これで吹っ切れてくれるといいんだけれど。
平野の調子はあまり良くなかった。もっと右、左打者のインサイドをつくピッチングをしないとね。この先、こういった状況のゲームが続くので先頭打者をきっちり抑えていかないと厳しいね。それでも各イニング1点で押さえて、ズルズルいかなくなったところは成長の後が見られるけどね。
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