シェリル・リン「イン・ザ・ナイト」(1981)
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<曲目>
1. Shake It Up Tonight
2. Show You How
3. In The Night
4. Hurry Home
5. I'm On Fire
6. With Love On Our Side
7. If You'll Be True To Me
8. What's On Your Mind
9. Baby
10.Shake It Up Tonight(Single Version)
ディスコ・クイーンとして知られるシェリル・リン1981年作 であり通算3枚目のアルバム。シェリル・リンはデビュー作である「ガット・トゥ・ビー・リアル」が最大のヒットで、その後のアーティスト達にも多大な影響を与えているが、このアルバムも見逃せませんよ。
彼女の一連のアルバムが紙ジャケとして6作品が蘇った訳ですが、この3枚目のアルバムである「イン・ザ・ナイト」はギタリストのレイ・パーカーJR.がプロデュース している。
1曲目から彼女らしさであるディスコ・サウンドが流麗なストリングスにのって満開 で早くも踊りだしたくなるような雰囲気に引き込まれる。
表題曲でもある3曲目は、映画「波の数だけ抱きしめて」(主演:中山美穂など)の挿入歌としてもヒットした。ギターとシンセが絡む幻想的なイントロで幕を開けるブラコン的なサウンドでAOR的な要素も感じさせられる「ガット・トゥ・ビー・リアル」と並んで彼女の代表作 である。レイ・パーカーJR.のプロデュースの良さも光っているナンバーである。
レイ・パーカーJR.は3、5,6,7,9曲目の5曲を単独または共作 で提供し、7・9曲目は彼女との共作である。共作の7曲目は軽快なサウンドで、レイのギターが終始曲をリードしていて手拍子もノリが良い。
アルバムを通して聴けば彼女がディスコ・サウンドだけを標榜している訳では無い ことに気付くのだが、4・6曲目などの繋ぎの曲などは彼女のしっかりとした歌唱力にも裏打ちされていて、良いアクセントとなっている。何といっても捨曲や埋め草的なのが全く無いのもアルバムとしてのグレードの高さに繋がっている。
今、改めて聴くと当時流行のディスコ・サウンドが懐かしく感じるのは歳のせい?ディスコ風サウンドが確かに前面に出ているものの、ブラコン(ブラック・コンテンポラリーの略)色も濃厚に出ていて、これらが大部分の曲作りにも参加している彼女のスタイルと言える。
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