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テーマ:ミニ・シアター系映画(152)
カテゴリ:映画/ホラー・サスペンス・スリラー
10-65.ストーン
■原題:Stone ■製作年・国:2010年、アメリカ ■上映時間:105分 ■鑑賞日:11月1日、銀座シネパトス(東銀座) ■料金:1,000円
◆エドワード・ノートン(ストーン) ◆ミラ・ジョヴォヴィッチ(ルセッタ) ◆フランシス・コンロイ(マデリン) ◆エンヴェア・ジョカイ(若きジャック) ◆ペッパー・ビンクリー(若きマデリン) 【この映画について】 定年を間近に控えた刑務所の仮釈放管理官と、彼が最後に担当することになった受刑者、そしてその妻が繰り広げる、人間の心の闇、善と悪を描くクライム・サスペンスだ。ロバート・デ・ニーロ、エドワード・ノートン、ミラ・ジョヴォヴィッチのハリウッドきっての大スター3人が夢の競演を果たしたことが話題。 特にミラは、愛する夫を助けるために男を誘惑する危険な女を存在感たっぷりに演じ、バストトップも露出するなど、『バイオハザード』シリーズなどのアクション女優としての彼女とはまた別の一面を見せている。ミラのファム・ファタールぶりに加え、ロバートとエドワードの大スター同士の演技合戦は圧巻だ。 (この項、gooより転載しました) 【ストーリー&感想】 デトロイト郊外で暮らし、刑務所の仮釈放管理官として働くジャック・メイブリー。受刑者と面談して仮釈放審査会のための書類を作成することが仕事だった。妻マデリンとは結婚43年。仕事は真面目にこなし、毎週日曜日は夫婦で教会に通い、平凡ながら幸せな日々を送ってきた。 まもなく定年を迎えようとしている彼の最後の担当受刑者は、通称“ストーン”と呼ばれるジェラルド・クリーソン。放火で祖父母を殺害した罪で8年間服役し、3年の刑期を残して仮釈放を希望していた。 何が何でも出所を望むストーンは、妻ルセッタを利用する。美しく魅力的なルセッタは、昼間は幼稚園で子供たちを教える一方で、夜は男たちに体を売るという二つの顔を持っていた。 ストーンを心から愛する彼女は、彼の指示通りにジャックへの電話攻勢を開始。受刑者家族との個人的接触を禁じられているジャックだったが、度重なるしつこい電話とルセッタの甘い声に屈し、面会を約束してしまう。 そこで待っていたのは、彼女の巧みな誘惑。その誘いに乗って一線を越えてしまうジャック。いとも簡単に道を踏み外してしまった自分に戸惑いながらも、ルセッタの虜になってゆく。それは計画通りだったが、反対にストーンは精神世界に目覚め、自己啓発に没頭。ルセッタからジャックの報告を受けても上の空。 一度道を踏み外してしまったジャックは、今までの聖人の様な生活から一転して、夜中に車を駈けてルゼッタと密会し、遂には妻にまで怪しまれるようになる始末。 ルセッタのまさに体を張った作戦に?簡単に落ちてしまう定年間近のジャック。普段は敬虔なカトリック信者で教会に欠かさず通う堅者の男とみられていたが、やはり男は古今東西年齢を問わず、魅力的な女から誘惑されたら弱いよね。 ルセッタの旦那であるストーンにしたって、魅惑的な妻ルセッタがいるからこそ仮釈放で外に出て、好きなだけ抱きたいとの欲望は隠しきれない。第一、ルセッタに面会に来させるときに、スケスケの服に下着を履かない姿を強要?しておき、テーブルの下で刑務官に見つからないようにその場で性欲を満たす行為にふけている。 そして最後は、すっかり性格まで変わってしまったジャックがストーンと会うのだが、まあ、本当にこんなラストで良かったのですかね? 折角デ・ニーロとノートンという演技派であり存在感も強いビッグスターを起用したものの、日本国内でも上映館は僅か。私が観賞した映画館もミニシアター系である。ストーリーも、二人の演技に頼っている部分があり、脚本としてもうひとつ捻りがあっても良かった。 この映画、ストーンとジャックを手玉に取るルセッタを演じるミラ・ジョヴォヴィッチが一番目立っていた。確かに、ストーン役のエドワード・ノートンも、名優デ・ニーロの演技も良いのだが、女性の武器?を最大限に活かし男を翻弄するルセッタを演じたことで、「バイオハザード」シリーズでのイメージからの脱却と演技の幅を広げる意味で、この映画への出演は2大スターとの共演での知名度アップも含めてキャリアアップに繋がる一歩を示した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.12.29 18:40:40
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