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テーマ:相撲(1889)
カテゴリ:スポーツ・格闘技
大相撲に八百長疑惑が発覚した。昨年の野球賭博事件に絡み警視庁が家宅捜索で押収した現役十両力士と親方の携帯電話に、八百長の取引とみられるメールの記録が残っていたことが判明。 【疑惑を持たれた13人】 谷川親方(37)(元小結・海鵬、八角部屋) 竹縄親方(35)(元幕内・春日錦、春日山親方) 千代白鵬(27)(十両、九重部屋) 霜鳳(32)(前頭、時津風部屋) 翔天狼(29)(前頭、藤島部屋) 光龍(26)(前頭、花籠部屋) 豊桜(36)(前頭、陸奥部屋) 旭南海(33)(十両、大島部屋) 若天狼(33)(十両、間垣部屋) 清瀬海(26)(十両、北の湖部屋) 白乃波(29)(幕下、尾上部屋) 山本山(26)(幕下、尾上部屋)※元前頭 恵那司(31)(三段目、入間川部屋) 携帯電話は竹縄親方(元幕内春日錦)と現役十両の千代白鵬のもので、メールは2人が昨年3~6月、十両の清瀬海、三段目の恵那司力士との間で送受信した46通。 発覚した13人の中には引退して親方を襲名した元関取も含まれている。13人の顔触れからは、主に十両の力士が関わっていたのだが、中でも千代白鵬は野球賭博やその前の薬物調査でも名前が取りざたされていた関取だ。今回のメールで分かったことだが、本場所の二日目に早くも注射相撲をしているようでは話にならない。熱心に応援しているファンや、TV中継を楽しみにしているお年寄りへの裏切り行為に等しい。 竹縄親方が昨年3月17日、恵那司に送ったメールには「俺は誰に借りているかな? 貸しは光龍と山本山だけだよね」との記述があったほか、4月16日には清瀬海に「後20で利権を譲りますがどうですか?」と送信。5月23日には清瀬海が竹縄親方に「来場所のことなんですがもらえるならくれませんか? ダメなら20万は返してもらいたいです」と送っていた。 今回、八百長が発覚したきっかけは、野球賭博問題である。警視庁が押収した携帯電話のメールを再現したところ、八百長を匂わすメールが続々と出てきたそうだ。 相撲協会は以前にも八百長騒動があった際に、裁判で「証拠不十分」で勝訴していたが、決して「八百長が否定」された訳では無く、ただ単に八百長を特定する決定的証拠が無かっただけで、今回は「メール」という証拠が発見されたことで、言い逃れは難しい。それでも当人たちは否定を繰り返すだろうが、相撲協会の対応が注目を浴びそうだ。 八百長に関しては、以前から繰り返し週刊誌などで報じられてきたので「またか」という感じだ。公益法人の資格はく奪だけではなく、今後の展開次第では「協会消滅」までにも発展しかねない。 折角、TV中継が復活した矢先の不祥事で、NHKはどう対応するのか。そのNHKは会長選出を巡ってゴタゴタがあり、新会長を選出した直後の八百長騒動で、どのような対応を検討するのか? 相撲協会とNHKはお互い持ちつ持たれつ?の関係で、現場の中継アナウンサーだって薄々八百長を知っていたはずだ。そういう意味では八百長相撲を全国中継していたNHKにも責任の一端はあると言える。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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