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テーマ:どんな映画を観ましたか?(47)
カテゴリ:アメリカ映画 2010~
11-12.ウォール・ストリート
■原題:Wall Street,Money Never Sleeps ■製作年・国:2010年、アメリカ ■上映時間:133分 ■字幕:戸田奈津子 ■鑑賞日:2月5日、TOHOシネマズ・六本木ヒルズ(六本木) ■料金:1,800円 □脚本:アラン・ローブ、スティーヴン・シフ □撮影監督:ロドリゴ・プリート □衣装デザイン:エレン・マイロニック □音楽:クレイグ・アームストロング ◆マイケル・ダグラス(ゴードン・ゲッコー) ◆シャイア・ラブーフ(ジェイコブ・ムーア) ◆ジョシュ・ブローリン(ブレトン・ジェームズ) ◆キャリー・マリガン(ウィニー・ゲッコー) ◆イーライ・ウォラック(ジュリー・スタインハルト) ◆スーザン・サランドン(シルヴィア・ムーア) ◆フランク・ランジェラ(ルイス・ゼイベル) ◆オースティン・ペンドルトン(マスターズ博士) ◆ジョン・ベッドフォード・ロイド(財務長官) ◆ヴァネッサ・フェルリト(オードリー) ◆ジョン・バッファロー・メイヤー(ロビー) ◆ジェイソン・クラーク(ニューヨーク連邦準備銀行議長) 【この映画について】 『プラトーン』『7月4日に生まれて』で2度のアカデミー賞に輝くオリバー・ストーン監督が、87年に発表した『ウォール街』の続編としてメガホンをとった本作。 23年ぶりにゴードン・ゲッコーというカリスマ的キャラが復活、演じるのはもちろんマイケル・ダグラスだ。若手注目株のシャイア・ラブーフが若く有能なトレーダーを演じ、息詰まる駆け引きをスリリングに描き出している。 社会の裏側と人間の深層心理をあぶり出す演出は、オリヴァー・ストーンの真骨頂。人間の強欲が招いた最悪の金融パニックによって、価値観が問い直される今の現代性に鋭く迫っていて見応え充分だ。思いがけない俳優のワンシーンのゲスト出演にも注目。 出演者は「トランスフォーマー リベンジ」のシャイア・ラブーフ、「ブッシュ」のジョシュ・ブローリン、「17歳の肖像」のキャリー・マリガンなど。 (この項、gooより転載しました) 【この映画について】(ネタバレあり) ウォール街の若き金融マン、ジェイコブ・ムーアは社長のルイスから突如、呼び出されて大金とも言える退職金の小切手を渡され辞めるように申し渡され戸惑う。そしてその直後、会社が突然破綻した。 心の師である経営者ルイスはNYの地下鉄のホームで投身自殺、ジェイコブ自身も資産を失ってしまう。それが金融業界の黒幕ブレトンの陰謀だと知ったジェイコブは復讐を誓い、刑務所を出た元大物投資家ゴードン・ゲッコーに助言を求める。しかしゲッコーはジェイコブの最愛の恋人ウィニーの父親でもあった。 ゲッコーは絶縁状態のウィニーとの仲を取り持つことを条件にジェイコブと手を組むことに同意する。本能の赴くままに“欲望”を追及し、卓越した頭脳とあらゆる手段で虎視眈々と復活を目論むゲッコー。 そんなひと筋縄ではいかないゲッコーとの駆け引きによって、愛の強さを試されるジェイコブとウィニー。そして。ジェイコブはルイスが投身自殺する原因を作ったブレトンへの復讐を心に誓うのだが、逆にブレトンはジェイコブを気に入り、自分の会社に勤めないかと勧誘し敵の懐にジェイコブは入ることに。 ブレトンの信頼を得る一方で、ジェイコブには前の会社時代から熱心に関わっていた先端の環境事業への投資が資金不足で行き詰まっていた。そこで狙われたのがゲッコーがウィニー名義でスイス銀行に預けていた1億ドルもの資産。 ここからストーリーはドンドン進んでいく。すっかり自信を取り戻したゲッコーは、ジェイコブの考えを見透かしたかのように、次々に行動をエスカレートさせていく。そして、一旦はウィニーと破綻したジェイコブだったが、行方知れずとなったゲッコーをイギリスまで飛んで探し当て、彼は、ゲッコーに対して切り札を持っていた。 金、カネ、金で金が全てと言わんばかりのゲッコーだったが、やはり唯一の肉親であるウィニーに子供が出来たと知ると、流石に情が動いた。金が全てを優先させる存在だったが、やはり金だけでは買えないものもあることを身を持って知ったラストシーン。それこそがストーン監督の意図だった? それとジェイコブが尊敬していたルイスの存在。ルイスが自殺するきっかけとなったブレトンへの復讐も彼は成功させる。そして、一度は破局したウィニーとの関係も修復して終わる。 シャイア・ラブーフの若さあふれる演技よりも、やはり貫録十分のマイケル・ダグラスの存在感は流石である。更に、脇を固めるルイス役のフランク・ランジェラは最近話題作への出演が続いている。スーザン・サランドン、ジョシュ・ブローリン、それと金融界の長老を演じるイーライ・ウォラックは何と95歳だが、台詞には力強さが残っている。 こうしたヴェテラン俳優陣に囲まれて、キャリー・マリガンやシャイア・ラブーフも光ることが出来る。絶妙な配役とそれを演出するストーン監督に脱帽!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.03.12 23:04:20
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