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2011.02.13
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11-13.ザ・タウン
■原題:The Town
■製作年・国:2010年、アメリカ
■上映時間:125分
■字幕:松浦美奈
■鑑賞日:2月13日、新宿ミラノ(歌舞伎町)
■料金:1,800円


スタッフ・キャスト(役名)
□監督・脚本:ベン・アフレック
□脚本:ピーター・クレイグ
□撮影監督:ロバート・エルスウィット
□衣装デザイン:スーザン・マシソン
◆ベン・アフレック(ダグ)
◆レベッカ・ホール(クレア)
◆ジョン・ハム(FBI特別捜査官フローリー)
◆ジェレミー・レナー(ジェム)
◆ブレイク・ライヴリー(クリスタ)
◆タイタス・ウェリヴァー(ディノ)
◆ピート・ポスルスウェイト(ファーギー)
◆クリス・クーパー(ビッグ・マック)

【この映画について】
ボストンの一角にある強盗犯罪多発地区を舞台に、彼の地をこよなく愛すベン・アフレックがメガホンをとった監督第二作である。初監督作『ゴーン・ベイビー・ゴーン』に続いてタッグを組むアーロン・ストッカードと共同脚本も手がけ、地元でのロケーションやエキストラ起用など徹底的にリアルな街を描くことで、緊張感みなぎるクライム・ドラマを完成させた。
過去の失敗やしがらみに決別し、生き方を変えようとする主人公ダグをアフレック自身が、凶暴な親友ジェムを『ハート・ロッカー』のジェレミー・レナーが好演。花屋を隠れ蓑に“タウン”を仕切る黒幕ファーギー役の名優ピート・ポスルスウェイトにとってはこれが遺作となった。
(この項、gooより転載しました)
【この映画について】(ネタバレあり)
広大なアメリカのどこよりも強盗が多発する街。それが、ボストンの北東部に位置するチャールズタウン。そこに暮らす者たちは、愛と憎しみを込めて、その街を“タウン”と呼んでいた。
タグは、アイスホッケーのプロチームにドラフトされ地元のヒーローだったがチームメイトとトラブルを起こし解雇されてしまう。

そんなダグは自分の父がそうであったように、強盗を親から子へと家業のように引き継がれてゆくこの街から抜け出そうとしていた。しかし、その思いとは裏腹に、今では強盗一味のリーダーに収まり、狭い街角で家族のように血と骨を分け合って育った3人の仲間たちと、ひとつの証拠も残さない完全犯罪に命を張っていた。

その日も綿密な計画に従って銀行を襲撃。だが、逃走するまでの間、ダグの指示に従わなかった仲間が予定外の人質を取る。人質となった支店長のクレアがタウンの住民だと知ったダグは、何を見たのかを確認するため、コインラウンドリーで初対面を装い、正体を隠して彼女に近づく。
決して交わるはずのなかった2人の出会いは、やがてタウンの人々の運命をも変えてゆく。激しい恋に落ちたクレアとの新しい人生を願うダグ。だが、FBI捜査官フローリーは、聞き込みから一人の男を割り出し、そこから一味を特定することに成功し尾行を始める。

一方、タウンを出ていこうとするダグを許さない仲間のジェムと黒幕で一味の司令官的存在で、ダグの父とも面識がある花屋のファーギー。そして、クレアに忍び寄る裏社会の掟。仲間を裏切るか、愛という名の希望を失うのか……。
ダグはファーギーと「最後の仕事」と割り切って、地元大リーグのRソックスの本拠地球場であるフェンウェイ・パークの多大な売店収入を奪う目的で、看板カードのヤンキース戦に警察官を装って襲撃するという最も危険な最後の仕事へと向かう。

ここで、当然ながら情報を察知していたFBIと銃撃戦になり、仲間を次々と失うダグ。ジェムと共に、制服姿で警察の包囲網の中を逃走を図るがジェムは銃撃戦の末に射殺される。
ダグも制服を脱ぎ棄て必死の逃走を図るが、警察はダグがクレアと連絡を取るとみてクレアの身柄を拘束しおびき出そうと試みるが、慎重なダグはクレアの誘惑には乗らなかった。

最後は、列車でダグだけが逃走に成功し、黒幕のファーギーとその助手もダグは射殺しチャールズタウンと決別する。ダグはクレアと二人でやり直したかったのだが、ダグは一人での逃走を決意し、クレアにはダグから密かにあるものが二人の思い出の場所に隠されていた。それを偶然、発見したクレアだったが...。

ベン・アフレックが監督と脚本を兼ねて自らも主役を演じた。舞台がボストンでロケも実際にボストンで行われ、ラストのフェンウェイ・パークでのシーンも実際に現場で撮影を行ったそうだ。
銀行強盗が親子間で引き継がれる家業という設定だったが、ダグ自身も父のそうした家業を継がずにプロスポーツ選手として名を上げるはずだったのに失敗。結局は、仲間との繋がりを断つことは難しく、ジェムは強盗稼業から足を洗おうとするダグを「過去の出来事」をネタに引き留める。

そんな仲間を裏切る訳には行かず、ダグはクレアとの交際を通じて街を出て足を洗う覚悟を決める。それを告げに黒幕のファーギーに相談するが彼は良い返事をしない。そのファーギーを演じたピート・ポスルスウェイトは英国出身の名脇役で、最近では「インセプション」にも出演していた。独特の味のある演技で個人的にも好きな脇役だったのだが、最近、亡くなってしまいこれが遺作になってしまった。残念である。

ラストは主役であるベン・アフレックだけが生き残り「普通に逃亡に成功」したのは、まあ、流れとしては違和感は特になかった。そして、ラストシーン...あれは泣かせるね。





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Last updated  2011.03.14 21:13:44
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