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2011.02.15
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11-14.レッド
■原題:Red
■製作年・国:2010年、アメリカ
■上映時間:111分
■字幕:菊地浩司
■鑑賞日:2月14日、TOHOシネマズ六本木ヒルズ(六本木)
■料金:1,000円


スタッフ・キャスト(役名)
□監督:ロベルト・シュヴェンケ
□脚本:ジョン・ホーバー、エリック・ホーバー
□編集:トム・ノーブル
□音楽:クリストフ・ベック
◆ブルース・ウィリス(フランク・モーゼス)
◆モーガン・フリーマン(ジョー・マシスン)
◆ジョン・マルコヴィッチ(マーヴィン・ボッグス)
◆ヘレン・ミレン(ヴィクトリア)
◆カール・アーバン(ウィリアム・クーパー)
◆メアリー=ルイーズ・パーカー(サラ・ロス)
◆ブライアン・コックス(イヴァン・シモノフ)
◆レベッカ・ピジョン(シンシア・ウィルクス)
◆ジュリアン・マクマホン(ロバート・スタントン米副大統領)
◆アーネスト・ボーグナイン(ヘンリー)
◆ジェームズ・レマー(ガブリエル・シンガー)
◆リチャード・ドレイファス(アレクサンダー・ダニング)

【この映画について】
ブルース・ウィリスにモーガン・フリーマン、ジョン・マルコヴィッチら大物俳優たちが集結したスパイ・アクション・ムービー。
今や規則正しい引退生活を送る元CIAのエージェントが、ある襲撃事件をきっかけにかつての仲間たちと伝説のチームを再結成する様子を生き生きと描く。メガホンを取るのは、『フライトプラン』のロベルト・シュヴェンケ。リタイアしたものの、かつてはすご腕のスパイだった彼らの華麗な技に見ほれる。
(この項、シネマトゥデイより転載しました)
【この映画について】(ネタバレあり)
フランクは、かつて腕利きのCIAエージェントだったが、今は引退、田舎町で一人穏やかに暮らしている。そんな彼の唯一の楽しみは、役所に勤めるOLサラと電話でおしゃべりをすることだった。

ある夜更け、フランクは家の中に3人の侵入者を察知。最新銃火器で武装したコマンドを一人ずつ倒した彼は、さらに家の外から容赦ない銃弾を浴びせかけてきた敵もあっさり葬り去り、サラの家へと車を走らせた。
フランクは、自分はついさっき暗殺されかけ、政府監視下にあって電話も盗聴されていたので救いに来た、とサラに話すが彼女は信じない。だが二人が言い争う中、アパート前に新たな暗殺者たちが現れる。フランクはその目を逃れ、裏口から抜け出て嫌がるサラを車に押し込んだ。

モーテルのベッドにサラを縛りつけて、フランクはかつての上司、ジョーが住む老人介護施設を訪れる。ジョーは80歳を過ぎ、末期の肝臓がんを患っていた。CIAの知人に裏から手を廻したジョーは、フランクの襲撃者たちの指紋から身元を調べさせ、同じグループがつい最近NYタイムズ紙の女性記者を密殺した疑いがあることを知る。
一方、モーテルでは、若きCIAエージェントのクーパーが、上司ウィルクスの密命を受け、サラを連れ去ろうとしていた。ちょうど戻ってきたフランクは、サラを奪い返し、銃撃戦とカーチェイスを繰り広げた末、その場から脱出する。
殺されたNYタイムズ記者の実家を訪ねた二人は、彼女が母親に宛てた一枚の絵はがきを見せられる。フランクはそこに記された暗号を解き、コロンビア大学の膨大な蔵書の中の一冊から一枚のメモを発見。それはフランク他9人の名が記された暗殺リストだった。二人はリストに名前があったフランクのかつての同僚かつ宿敵、マーヴィンを訪ね,リストの名前の謎を解くが……。

そもそもリタイアした連中が何故暗殺リストに載っているのか?この辺からはCIAらしさを前面に出した陰謀を思わせる展開に。そこには現政権の副大統領が就任前にかつてCIAと関わった事件があり、それは闇に葬られていた筈なのに何故かNYタイムズに察知されたことが事の発端。
フランクらかつての仲間達は、今ではリタイアして普通の市民生活?を送っているが、常に武器は携帯しておりフランクのように精鋭部隊に不意打ちを食らっても生き延びるだけのしぶとさは相変わらず。
この映画の良さはかつての仲間と再開するという設定でロードムービー風の展開を終始見せている点。全米各地に散らばった仲間が一つにまとまる過程なので無理のない設定。更に、フランクがCIA本部に旧ソ連のスパイを通じて暗号を入手して潜入するシーンはユニークだ。
そのCIA本部でクーパーとまるでプロレスのような格闘シーンは迫力満点だったのだが、振付士はプロレスラー出身なのかな?バックドロップや腕ひしぎ十字固めとか試合そのものでした。

最初から最後まで、オールスター級の俳優陣の見事なアンサンブル演技が光っていた。登場シーンは僅かだったが、CIAの記録保管室に勤務するヘンリー役のアーネスト・ボーグナインは失礼ながらもう亡くなっていたと思ったら93歳で健在なのには恐れ入った。
政界と癒着し懐を肥やす政商ダニング役のリチャード・ドレイファスなど、かつての主役級や現在でも主役を張れる俳優陣をこれだけ揃えたらギャラ大変だったでしょうね。

この映画、シリーズ化しても面白いと思いますが、元々はコミックスだそうで。





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Last updated  2011.03.21 18:11:38
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