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2011.02.26
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11-16.ナルニア物語、第3章アスラン王と魔法の島 3D
■原題:The Chronicles Of Narnia,The Voyage Of The Dawn Treader
■製作年・国:2010年、アメリカ
■上映時間:112分
■字幕:松浦美奈
■鑑賞日:2月26日、TOHOシネマズ六本木ヒルズ(六本木)
■料金:400円(3D料金)


スタッフ・キャスト(役名)

□監督:マイケル・アプテッド
□原作:C.S.ルイス
□脚本:クリスオファー・マルクス、スティーヴン・マクフィーリー、マイケル・ペトローニ
□衣装デザイナー:アイシス・マッセンデン
□撮影監督:ダンテ・スピノッティ
◆ベン・バーンズ(カスピアン王子)
◆ジョージー・ヘンリー(ルーシー・ペヴェンシー)
◆スキャンダー・ケインズ(エドマンド・ペヴェンシー)
◆アナ・ポップルウェル(スーザン・ペヴェンシー)
◆ウィリアム・モーズリー(ピーター・ペヴェンシー)
◆ウィル・ポルター(ユースチス・スクラブ)
◆ティルダ・スウィントン(白い魔女)
◆ゲーリー・スウィート(ドリニアン)
◆ビル・ブラウン(コリアキン)
◆ローラ・ブレント(リリアンディル)

【この映画について】
夢と魔法と冒険に満ちたファンタジー映画の最高峰、「ナルニア国物語」シリーズ。C.S.ルイスの原作の中でも特に高い人気を誇る第3章は、冒険の舞台を大海原に移し、前2作とはガラリと違う雰囲気に。
アスランの国があると言われる、ナルニアの東の果てを目指す一行の前に立ちはだかるのは、魔法と伝説に彩られた神秘の島々。独創的でファンタジックな映像は、3Dで体験するのがオススメ。
前作から3年を経て、すっかり頼もしい王となったカスピアン、勇敢なネズミの戦士リーピチープら、おなじみのキャラクターはもちろんのこと、初登場のひねくれ者のいとこ・ユースチスにも注目だ。現実主義で、魔法に満ちたナルニアのすべてを受け入れられない少年が、荒々しい航海の中で、どう変化していくのか…。壮大なファンタジーのなかで、成長していく子どもたちを描く同シリーズの醍醐味が味わえる一本だ。
(この項、gooより転載しました)
【この映画について】(ネタバレあり)
兄ピーターと姉スーザンがアメリカ滞在中、エドマンドとルーシーのペベンシー兄妹は、理屈っぽく意地悪な、いとこのユースチスの家に預けられていた。兄妹はこんな性格のユースチスとはそりが合わない。
そんなある日、3人は家の壁にかけてあった船の絵画を見ているうちに、ルーシーの「この絵、ナルニアっぽい!」の一言が合図になったかのように、ユースチスの制止を振り切って3人共々、絵の中に吸い込まれ、ナルニアの海へと導かれ、大海原に出た三人は振り返ると彼らは、懐かしいカスピアン王子やもの言うネズミの騎士、リーピチープたちと共に帆船朝びらき丸に乗っていた。

そして、朝びらき丸は神秘の島々をめぐる旅へと漕ぎ出す。旅の目的は、カスピアンの亡き父王の友人で、邪悪なミラースから逃れる為にナルニアを離れた7人の貴族を見つけ出すこと。光を奪われたナルニアを救うためには、散り散りになった魔法の剣を集め、アスランのテーブルに並べなくてはならない。
だが脅威の源は、心の奥底に抱える恐怖や不安を現実にする邪悪な霧だった。その魔力によって、エドマンドたちは訪れた島々で数々の危機に遭遇、「金水島」では欲に駆られたユースチスが一行から勝手に離れて行動し挙句の果てにドラゴンに姿を変えられてしまう。

我ままな行動で孤立していたユースチスだったが、ドラゴンに姿を変身させられてからは、彼が目の仇にしていたリーピチーブが親身になって慰めてくれた。一行は、ラマンドゥ島で7本目の剣を発見し、リリアンディルの導きにより急がないと悪を止められないと警告される。ところが、次の、「くらやみの島」へ向かうがエドマンドの恐怖心から生まれた大ウミヘビに船を攻撃させられ大ピンチに。

このピンチを救ったのはドラゴンに姿を変えられているユースチスだった。事情を知らないループ卿が投げつけた剣を刺したまま空の彼方へ飛び去って行く。瀕死の重傷を負ったドラゴンは、やがてアスランによって救われ元の姿に戻された。そして突き刺さっていた剣をラマンドゥ島の残りの6本をアスランのテーブルへ並べ、エドマンドはピーターの剣で大蛇にトドメを刺したところ魔法は消えナルニアに再び平静が戻ってきた。
ペヴェンシー兄妹とユースチスは航海途中で様々な困難に直面するが、一致団結して乗り越えていき、また、ユースチスは今までの性格を悔い改め、少年少女達は大人への階段を一歩ずつ歩んでいくのだった。

全7作中の3作目だった今回の作品、ペヴェンシー一家も上の二人が冒頭でチラッと出てきただけで、エドマンドとルーシーの年少の兄妹の2人と初登場のユースチスが今回は主役。ラストではそのユースチスが次作では主役に躍り出そうな(原作では4作目は彼が主役らしい)感じ。エドマンドとルーシー兄妹の次回の立場は微妙かな?ユースチスを演じた子役の上手さはきらりと光るものがあった。
ラストで、アスランが子供達の労をねぎらい、(CGによる)大波の中を潜って現実の世界へと戻る。ラストシーンはなかなかの感動物で、ここではリーピチーブとの別れもあり、あの独特のキャラは3作目で終わるのか?それとも、どこかで再び登場するのかも気になった。

1作目から観てきたけど、個人的には本作が一番分かり易かった。4作目以降はユースチスが主役らしいけど、ハリポタみたいに常に同じキャラと子役たちが演じているとマンネリ感を感じるけど、こちらは主役が少しずつ?替わるらしいので、新たな魅力を次に残すやり方は賛成です。その辺は英国人監督のマイケル・アプテッドの上手さが活かされていた。

蛇足ながら最後に、現実の世界からナルニアへと誘う冒頭のシーンのCGは子供にも大人にも楽しめる。海の中をさまよって海中に顔を出すと、帆船がバーンと登場する。このツカミは、今後のスピーディな展開を予感させるには充分だし、ラストのアスランやカスピアン達に見送られて、再び現実の世界に戻る構成のキレの良さには感心した。欲を言えば、もう少しヴェテラン俳優で脇を固めてもらいたかった。その点はハリポタの方が上だったかな?






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Last updated  2011.03.27 17:56:40
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