「英国王のスピーチ」作品賞を受賞!
ロサンゼルスのコダック・シアターにて第83回アカデミー賞の授賞式が行われ、作品賞を『英国王のスピーチ』が受賞。渡辺謙が出演した映画『インセプション』が『英国王のスピーチ』に並び、4部門を受賞する快挙を成し遂げた。
作品賞を受賞した『英国王のスピーチ』は日本では公開直後で、私も先週末観る予定だったものの、映画館に着いた時には既に前方席のみで諦めて他の作品を観た。
そのほか脚本賞、監督賞、主演男優賞の主要部門を受賞し、4冠に輝いた。結果を覆したのが、日本の渡辺謙が出演した映画『インセプション』で、クリストファー・ノーラン監督が、監督賞のノミネートから外れたため、アカデミー賞での活躍は期待されていなかったにもかかわらず、ふたを開けてみれば、撮影賞、音響賞、音響編集賞、視覚効果賞での4部門受賞。俳優や作品らの主要部門は外したが、作品賞を受賞した『英国王のスピーチ』に並ぶ4部門での受賞に輝いた。
俳優部門は、主演男優賞に『英国王のスピーチ』のコリン・ファースがゴールデングローブ賞に続いて本命視された中での受賞を果たした。主演女優賞には『ブラック・スワン』のナタリー・ポートマン、助演男優賞に『ザ・ファイター』のクリスチャン・ベイル、助演女優賞に同じく『ザ・ファイター』のメリッサ・レオが受賞を果たし、受賞者全員が“初オスカー” という結果になった。
現在公開中の『ソーシャル・ネットワーク』は「脚色賞」「編集賞」「作曲賞」の3部門で受賞した。
「英国王のスピーチ」は予想通り強かったがそれでも最多タイの4部門であり決して突出していた訳では無かった。主演女優賞に輝いたナタリー・ポートマンの「ブラック・スワン」は春先の公開で、「ザ・ファイター」もまだ。早く観た~いね。
■第82回アカデミー賞全受賞結果
【作品賞】『英国王のスピーチ』
【監督賞】トム・フーパー『英国王のスピーチ』
【主演男優賞】コリン・ファース『英国王のスピーチ』
【主演女優賞】ナタリー・ポートマン『ブラック・スワン』
【助演男優賞】クリスチャン・ベイル『ザ・ファイター』
【助演女優賞】メリッサ・レオ『ザ・ファイター』
【脚本賞】『英国王のスピーチ』
【脚色賞】『ソーシャル・ネットワーク』
【撮影賞】『インセプション』
【編集賞】『ソーシャル・ネットワーク』
【美術賞】『アリス・イン・ワンダーランド』
【衣装デザイン賞】『アリス・イン・ワンダーランド』
【メイクアップ賞】『ウルフマン』
【視覚効果賞】『インセプション』
【録音賞】『インセプション』
【音響編集賞】『インセプション』
【作曲賞】トレント・レズナー&アッティカス・ロス『ソーシャル・ネットワーク』
【歌曲賞】“We Belong Together”『トイ・ストーリー3』
【長編アニメ映画賞】『トイ・ストーリー3』
【外国語映画賞】『イン・ア・ベター・ワールド』(デンマーク)
【長編ドキュメンタリー賞】『Inside Job(原題)』
【短編ドキュメンタリー賞】『Strangers No More(原題)』
【短編実写映画賞】『God of Love(原題)』
【短編アニメ賞】『The Lost Thing(原題)』