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マックの文弊録

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2009.07.01
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カテゴリ:小言こうべえ
◇ 7月1日(水曜日); 旧閏五月九日 丁未(ひのと ひつじ): 先勝、富士山山開き

今日から7月になった。これで今年も半分が過去になった。
7月は旧月名で「文月」という。これは7月の七夕の行事に由来するという。
七夕は星祭の行事というのが今では通り相場だが、昔この日には短冊に歌や文字を書き記し、書道の上達を願ったのだそうだ。それで「文披(ふみひらき)月」から「文月」になったらしい。
別の説では、稲穂に実が入り膨らみ始める頃だから「穂含月(ほふみづき)」。これが転化して「文月(ふみづき)」となったともいう。

誰かに以前「六月は梅雨の季節なのにどうして水無月というのか?」と聞かれた。これは、こういう暦月の名称は旧暦で付けられているからである。今年は、旧六月は7月22日から始まる。つまり旧暦の六月はもう梅雨も明けきって日照も強く、周りはカラカラに乾いて水が恋しくなる。だから「水無月」でちっとも不自然ではない。

上に書いた七夕も本来旧暦の行事で、今年は8月26日にあたる。そろそろ朝夕には秋風の兆しを感じ、空も澄んで来るころだ。だから星空も美しく観望できる。
新暦の7月7日では未だ梅雨も明けきっていないから、伝承の恋人たちは、増水した天の川の両岸で傘を差しながら途方にくれてしまうのだ。


閑話休題
先日東国原知事の交換条件を取り上げて、「そのまんま東賛歌」と題するブログを書いた。
そしたら何人かの方々からコメントを戴いた。その方々全員が、全面的ではないにしろ僕の意見には賛意を表していらした。
これを「一般の民意」にまで敷衍してしまうのは乱暴過ぎる。それでもわが国の現在の政治の状況には皆さんは相当強い批判や不満を、もっと言えば憤懣をお持ちのようだ。それは充分に感じられた。
何しろ「何を書いてもコメントが来ない」という点では、楽天のブログでも、同じ内容を載せているシニアコムのブログでも恐らくはトップランクにあるだろう。それに対して数通もの(!)コメントを戴いたのだから。これはまさに記録的な反響である。

そうしたら、自民党は「総理総裁候補は無理だが、国務大臣として入閣は可能だろう。」と考え始めているとか、ある自民党高官が、「東国原氏は総務大臣には充分適格ではと思う。」と言ったとか聞こえてきた。
東国原氏はこれらに対して何も明言していないらしいが、何となく食指を動かしているような、まんざらでもないような雰囲気が表情などに感じられる。

おいおい、それじゃぁダメだよ!
国務大臣のポストをチラつかせるなんて、明らかに自民党の姑息な懐柔策じゃないか。国務大臣なんて、所詮は総理大臣の下僕でしかない。任命権は総理大臣に握られているのだ。総理の意向に従わなければ更迭・解任されてしまうのは、先の鳩山さんの例でも明らかじゃないか。そんな条件を飲むくらいなら宮崎県の知事として、「一国一城の主」としての立場を貫くべきだ。

形式的には、地方自治体の知事は総理大臣とその地位において同格である。これを罷免できるのはお膝もとの有権者であって他の何者でもない。政権党のトップが更迭できるようなポジションではないのだ。

それに何より、自民党が選挙後も政権党として、今と同じように国務大臣の任命権を行使できるかどうか分からないぞ!

東国原氏よ、心して考えて欲しい。
自民党がお盆に載せて差し出すかもしれない国務大臣のポストなんかに色気を出すべきではない。取り違えないで欲しい。

貴兄は宮崎県の知事の地位を襲い、地方の現状、地方自治の実態をつぶさに見る機会を経て、先の二つ(自らを総裁候補に据える事と、全国知事会議の意向をマニフェストに盛り込む事)を交換条件として自民党に突きつけた訳だ。
その裏には政治の現状への悲憤と、「上から目線」ではないビジョンと理念があるはずだ。

ならば、この交換条件はあくまでも揺るがせにせず貫き通して欲しい。
それで提案させていただく。
この交換条件を自民党に対してだけでなく、民主党にも提示して欲しい。その上でどちらか交換条件を飲んだ方の党から出馬する事にしていただく。
但し提示先は、次期政権党候補になり得るこの二党に限る。他の党はダメ。
あくまでも自民党なら総裁候補、民主党なら代表候補。国務大臣などという「重役ポスト」なんかではダメです。

もう一つ付帯条件を提示していただく。つまり貴兄を候補として総選挙後速やかに総裁選或いは代表選を実施する事。

若し貴兄が易々と国務大臣のポストという餌に釣られてしまうような事でもあれば、我々は単なる「お笑い芸人そのまんま東」のはねっかえりに過ぎないじゃないかと考えますぞ。宮崎県民のみならず日本国民を失望させ、ひいては国民の政治に対する不信を大いに増長させる結果になってしまいますぞ!
深慮遠謀を重ねた上で、是非意思を貫徹していただきたい。


【日本の国々】
《其の一》宮崎県
先ずは話題の東国原知事の宮崎県から;
領土の広さは日本総面積の約2%で、47ヶ国中14位。
住んでいる人は約113万人で総人口の0.9%。47ヶ国中これも14位。
人口密度は全国40位で、一人当たり約2千坪の割り当てになる。
領国の財政(リッチさ)は47ヶ国中42位で和歌山県と同順位。無論大赤字。(財政力指数0.25)
隣国の数は3ヶ国。県の木はフェニックス。花は浜木綿。鳥はコシジロ山鳥。
*偏見的印象: フェニックスの並木が象徴する、昔の新婚旅行のメッカ。九州の中でどの辺に位置するか大体は分かるつもりだが、自信が無い。東国原知事になって、宮崎地鶏と宮崎マンゴーのことを知った。

《其の二》東京都
領土の広さは日本総面積の約0.6%で、47ヶ国中45位。これより小さいのは大阪府と香川県だけ。
住んでいる人は約1,300万人で総人口の10.1%。無論堂々の47ヶ国中ダントツの1位。
人口密度も全国1位で、一人当たり約51坪の割り当てになる。
領国の財政(リッチさ)も47ヶ国中1位で、愛知県と並んで黒字。(財政力指数1.32)
隣国の数は4ヶ国。都の木は銀杏。花は染井吉野。鳥はユリカモメ。
*偏見的印象: 一人当たりの土地面積が51坪というのは、「意外に広いなぁ」と思った。東京は要するに「カネさえあれば何でも手に入る」。逆にカネが無くても、カラス的な生活を厭いさえしなければ何とか暮らしていける国なのかもしれない。

《其の三》愛知県
領土の広さは日本総面積の約1.4%で、47ヶ国中27位。
住んでいる人は約740万人で総人口の5.8%で47ヶ国中4位。
人口密度は全国5位で、一人当たり約211坪の割り当てになる。
領国の財政(リッチさ)も47ヶ国中2位で、東京都と共に全国唯二の黒字国。(財政力指数1.02)
隣国の数は4ヶ国。県の木はハナノキ。花はカキツバタ。鳥はコノハズク。
*偏見的印象: 県財政がリッチなのはやはりト××とその取り巻き企業からの税収によるのでしょうな。この国の首都名古屋のイメージが強すぎて、愛知県全体のイメージはどうも・・・・

(このテーマ、今後も日本全土にわたって続く)






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最終更新日  2009.07.01 18:08:29
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