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マックの文弊録

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2009.10.14
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◇ 10月14日(水曜日) 旧八月二十六日 壬辰(みずのえ たつ) 先負: 鉄道の日

【厚木憧憬】 - あらま!

「大間違いだよ!横浜に行くのは海老名乗換えの相鉄線。茅ヶ崎に行くのは相模線。茅ヶ崎から横浜の高島屋なんかに行けないよ!」

10月12日のブログ【厚木憧憬 そろそろ締めくくり編】を発信したら、殆ど間をおかずに友人の厚木人からクレームのメールが届いてしまった。
これは失礼!慌てて調べてみたらなるほど、小田急の海老名駅から横浜に向けて、ほぼ一直線に両駅を結ぶ路線が走っているではないか。

JR相模線で茅ヶ崎まで行き、東海道線に乗り換えて横浜までというのは、ハレの日のお出かけとしても結構大旅行だなぁとは、最初から漠然と思っていた。しかし、僕にとっての相鉄線とは、横浜駅の片隅、崎陽軒のシュウマイを売っている屋台の近くに入口が確かあったっけか?という程度で、相鉄線の電車が一体何処へ行っているのかはとんと意識に無かった。すみません。

こんな立派な電車が走っていた!相鉄線は正式の名前は相模鉄道といって横浜銀行・三井グループ系の私鉄だそうだが、開業以来今年で92年になる歴史があるそうだ。10年程からは大手民鉄の仲間入りをしているそうだから、これを知らないと厚木人に責められても文句は言えない。
又横浜駅西口付近には多くの不動産を保有する大地主企業でもあり、友人幼年時代御用達の横浜高島屋はこの相鉄が誘致したのだそうだ。なるほど、それなら「茅ヶ崎から(JRに乗って)横浜の高島屋なんかに行けないよ!」とおっしゃるのは分かる気がする。
「行けない」というのは「行くことができない」のではなく、「(他所の会社の電車なんかに乗って、相鉄の仲間の横浜高島屋に行っては)いけないよ!」というココロだったのだ。

現在の相模鉄道の本線は、横浜~海老名間を結ぶ路線だが(途中から分岐して湘南台へ行く「いずみの線」と云うのもある)、あのJR相模線も、かつての相模鉄道であったそうだ。首都圏周辺の私鉄には、旧国鉄や他の私鉄、在来のマイナー路線などとの統廃合や葛藤の歴史が一般で、相模鉄道にも現在までには、JRや小田急などとの間に色々な物語があったようである。

我が友人の厚木人様;
よそ者の不明と軽率な思い込みによって、あなた様の幼少期の美しい思い出を歪めて喧伝してしまい、大変申し訳ありませんでした。
おっしゃる通りあなた様は晴れ着をお召しになって、「ニセの厚木駅」ではなく、小田急の海老名駅から相模鉄道に乗り換えて、途中余計な街を経由することなく、直通で横浜の高島にいそいそとお出かけになっていたのですね。厚木人としては、一旦茅ヶ崎という街を経由しなければ横浜に行けない(海老名は厚木の属領みたいなものだから許せる)というのは、よそ者の度し難い誤解として、お許しになれなかったのでしょう。

お蔭様で相鉄線という、首都圏にありながら、東京都内には一つも駅を持たない鉄道の存在を知ることが出来ました。少し世界が明るくなった思いです。

ところで、我が埼玉県には西武鉄道というやはり大手私鉄の、いわば領土みたいなところですが、これは相鉄に倍する、いやそれどころではなく、三倍も四倍もの錯綜した歴史と路線を持っています。
先ず新宿と川越(西武線では厚木と同様に、この駅を「本当の川越」、つまり「本川越」と名付けていますが)を結ぶ西武新宿線。池袋と飯能を結ぶ西武池袋線(亡き父はこれを「おわい電車」と呼んでバカにしていました。元々東京市民のウン×を畑の肥やしとして運んでいた電車だったそうです。)があります。
そしてこの主要二路線に加えて、更に狭山線、西武園線、国分寺線、多摩湖線、多摩川線、拝島線、山口線、そして秩父線と、合計10もの路線がそれぞれに交差し、或いは連結してクネクネごちゃごちゃと走っているのです。
地元の人間もどれがどうなっているのかちゃんと知っている人は少ないほどです。しかしそれぞれにはちゃんと由来があり、統廃合の歴史があるのは相鉄線と同じです。
今度お目にかかった際には、この辺をじっくりと語り合いましょうね。





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最終更新日  2009.10.16 11:50:04
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