カテゴリ:よもやま話
☆ 2月2日(火曜日) 旧十二月十九日 癸未(みずのと ひつじ) 赤口: 越前永平寺涅槃会
珍しくきっちりと予報通りに、この辺でも雪が降った。東京では何年かぶりの積雪だといっている。そういえばそうだったなぁ。東京では積雪と云っても1センチ程度のものだったので、もうとっくに融けてしまい、日陰の隅っこに残骸が残っている程度だ。 首都圏周辺では、私の家辺りが2~3センチ。秩父の辺りは6センチの積雪だったそうだ。 それにしても、この程度の雪で話題にするなんて、雪国の人には申し訳ないようなものだ。 この頃は昔から立春寒波とか立春大雪といって、思わぬ寒さに襲われることが多い。冬の間、西高東低で安定していた気圧配置が、春に向けて少し変化してくるせいである。 日本では明日は節分。明後日は立春ということで、そろそろ春への歩みが確かになってくる。 キリスト教では今日はCandlemas (又はLichitmess)、聖燭節だ。方々の教会では蝋燭を灯して聖燭節を祝うのだという。 もう一つ、今日はGroundhog Dayでもある。これは日本では余りお馴染みが無いが、いわば「春の訪れを占う日」とでも言ったらいいだろうか。 Goundhogというのは地リスの仲間で、2月2日に冬眠から醒める(のだそうだ。でも、まさかね!)。そして穴から出てきて2種類の行動のどれかをとる(のだそうだ。やっぱり、まさかね!)。 一つは、そのまま外に出て行く。 もう一つは、外に出たら自分の影に驚いて又穴に戻ってしまう。 もし、グラウンドホッグ君がそのまま穴から出て行けば、春はもうすぐそこまで来ている。 逆に穴に戻っていってしまえば、春になるまでは未だ6週間ほど待たなければならない。 と、そう占うのだそうだ。 馬鹿になさるなかれ。 アメリカ、ペンシルバニア州のパンクサートニーという町では、この占いが大真面目に行われており、占いの結果はニュースでも堂々と報道されるのだ。 他の土地でも動物園などで、「春の訪れ占い」がされるところも多く、Groundhogを飼っていない動物園では、代わりにプレーリードッグやハリネズミが代理で占い師の役を務めるのだそうだ。 2月の今日は、東洋だけでなく西洋でも春を待つ意味でのマイルストーンであることは同じらしい。 クリスマスはほぼ冬至の時期と重なる。というより、キリスト教がヨーロッパに布教される際、冬至の日に合わせて、キリストの誕生日が移動されたのだ。 このキリスト誕生祭(≒冬至祭)と春分の日のほぼ中間にあたるのが今日、つまり2月2日なのだ。 Groundhog君が「春まで未だ6週間あるよ」といって巣穴に戻ってしまった場合、2月2日から春分の日まではやはり6週間ほどである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.02.02 14:18:14
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