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マックの文弊録

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2010.04.17
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カテゴリ:そこいらの自然
☆ 4月17日(土曜日) 旧三月四日 丁酉(ひのと とり) 赤口: 春の土用

この二三日寒い日が続いてきたが、昨晩からこの辺でも雪になり、朝方には家の屋根や近所の生垣の陰はうっすらと白くなっていた。都内でも明け方まで霙だったようだ。日本のどこだか聞き漏らしたが、40センチもの積雪を観た場所もあるようだ。

こういう気候の急変があったり、大雨や大風などが吹くと、勢いテレビのニュースに注目することになるが、その度に気になることがある。
ニュースではこんなことを云う。
「・・・朝晩は冷え込み、遅霜のおそれもあるので、気象庁では注意を呼びかけています。」
「はぁ、そうか」とは思うが、この「気象庁の呼びかけ」を私は一度も聞いたことも、受け取ったことも無い。官庁が注意を呼びかけるのだから、相手は我々国民であるはずだが、気象庁は少なくとも私には呼びかけてくれていないようだ。

恐らくはこういうことだと思う。
気象庁は関係官庁や自治体、それに報道機関などに対して、どういう形だか知らないけれど、「遅霜が降りる可能性がある」という声明を発しているのだろう。それで声明を受け取った側、例えば報道機関ならテレビやラジオ、インターネットなどのニュースで、それを我々国民に知らせているのだろう。

ところが、「気象庁(別に厚労省でも防衛省でも同じだが)は○×□と呼びかけています。」というのを聞くと、余りに身近な柔らかい表現なので、つい「聞いてないよ。私は呼びかけられていないぞ!」と思ってしまう。
もっと云えば、テレビなどが「気象庁は○×□と呼びかけていて、私はそれを聞いたけれど、あんた達は聞いてないでしょ。」とか、「これは私が云ったんじゃなくて、気象庁が言ってるんだよ。だから一応伝えておくよ。」と言っているように聞こえてしまう。・・・私のひがみ根性だろうか?

「呼びかけ」というのは基本的には、呼びかける側が呼びかけられる相手に、直接行う動作のはずである。それが中継者を介してしか伝わらない時には、「呼びかけ」などとはいうべきではない。
或いはせめて「気象庁は報道機関や自治体を介して国民に呼びかけています。(だから私がこれを仲介します)」と中継者の立場と責任をはっきりしたほうが良い。
そう思うのである。

それにしても、今朝は寒かった。先月あたりから寒暖の入れ替わりが激しく、桜も咲き時も散り際もどうしたらよいか相当迷ったことだろうと思う。また、このところ日本だけでなく世界のさまざまな場所で、地震が起こり、火山が爆発し、豪雨に見舞われ、規模の大きい災害が多発している。その都度日本の政府は緊急援助としてお金を出し、時に人も出さなければならないから、税収の落ち込みやナントカ手当ての拠出によってよりも、そちらの方で日本のお金が無くなってしまうのではと心配になってしまう。

最近はそこいらじゅうでCO2による地球温暖化を問題にしているが、実はもっと大きな気候変化の流れの中では、別の動きが始まっているのではないだろうか。
ちまり、今地球は間氷期の終わりに差し掛かっている?つまり、温暖化よりもむしろ氷期に向かっている?
このところの不安定に変動する気候や、噴火や豪雨などは、間氷期から氷期に移行する際の予兆ではないのか?大きな周期の移り変わりの境目では、微分係数が最大になるものだ。だから色々不安定になることがあっても不思議ではない。
と、いうことになると、地球は温暖化よりもむしろ寒冷化に向かうことになるな。

・・・などといっても、私自身がなんらの科学的な根拠を持っているわけではない。
これを適当に膨らまして巧妙に「呼びかけ」をすれば、新興宗教か泡沫政党くらいは作れるかもしれないという程度である。





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最終更新日  2010.04.17 14:03:40
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