カテゴリ:小言こうべえ
☆ 8月31日(火曜日) 旧七月二十二日 癸丑(みずのと うし) 仏滅:
民主党がみっともないことになってきた。 小沢さんが菅さんとこれから会談するそうだ。それも鳩山さんと輿石さんの介添えの中でだ。(子供みたいだから、二人だけで会うのは怖いのかな?) テーマは一言でいえば、「喧嘩しないで仲良くやるにはどうしたらよいか。」 想定できる結果は、 (1) やはり代表選挙はやることにして、菅さんと小沢さんが民主党代表(=日本国総理大臣)のポストを巡って選挙をする。 (2) 小沢さんが選挙に出ないことにして、その代わり副代表か党幹事長のポストを(直接間接にしろ)菅さんが約束する。 のどちらかになるのだろう。 小沢さんに本当に野心と器量があって、つまり民主党も自民党もみんなの党もあれもこれも、がらがらポンとやって、「挙国内閣」(実質「小沢内閣」)を作るつもりなら(1)だろう。 それとも、「小沢さんには暫く静かにしていていただく」といった菅さんへの怒りや嫉み、といった程度の腹いせなら、(2)で自分のポジションを確保しようとするだろう。 私は(1)なんて気迫は最近の小沢さんには感じられないし、多分(2)に落ち着くような気がする。今の小沢さんには国を思って乾坤一擲、己を賭して日本のために殉ずる、などという高貴さはかけらも感じられない。 それにしても、お粗末だなぁ。 結局菅さんの足を引っ張る意図が見え見えじゃないか。小沢さんがごねて鳩山さんが狂言回しだ。 鳩山さんは、こうやって政治的な影響力を行使する(=適当に狂言回しに利用される)ようなことがあってはならない、とおっしゃって、総理辞任後は任期満了を待って議員も辞めるはずではなかったか? 山岡さんも、最後の最後まで戦闘態勢を誇示しろと小沢さんから指令を受けているのだろう。だから、話し合いがあっても小沢さんの出馬は変わらないといい続けなければならない。(でも少しずつ言い回しは変化し始めているけど。) そうして、今日の夕方頃になると、「党の融和を守るため」、「現在緊急の課題に応えるため」、「政治空白を作らないため」、「国民の期待と負託に応えるため」、と一杯色々美しい理由を散りばめて、菅さんと小沢さんの二人がうそ臭い笑顔で握手している絵が出回るのだろう。 私の予想が間違っていれば、(1)になるが、その場合でも同じ理由が散りばめられるだろうことには変わりない。 どちらに転んでも、ひとつだけはっきりしているのは、「国民の期待と負託」は彼らがもっともらしく言うほどには、もはや無いという事だ。 折角あれだけの票を集めて、それこそ多くの国民の期待を集めて出来た新体制だったのに。 もったいない。本当に勿体無い。 お気の毒なのは、岡田さんや前原さん、更には政府の中で営々と苦労と努力を続けていらっしゃる方々だ。上つ方でのすったもんだの茶番劇に、彼らはさぞかし臍を噛む思いでいらっしゃるだろうと察する。 こういう方々は、民主党での自らの理念だけを抜き取って、他の小さい政党や個人ともよく語らって、新しいグループをお作りになったら如何か?勿論、あのお三方(輿石さんも入れれば四人だ)は置き去りにしたままで。 民主党政権も次の衆議院選挙ではもうおしまいだと思う。 ・・・・間違っていたら、ゴメンなさい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.08.31 12:51:18
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