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マックの文弊録

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2012.07.26
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カテゴリ:そこいらの自然
【7月26日(木曜) 壬辰 旧閏六月八日 戊子 先勝 月齢6.9(上弦の月) 】

今日は。今日は殊更に暑いですねぇ!ご同輩諸賢は恙無くお過ごしでしょうか?私はなるべく風の「入り口」と「出口」を工夫して体感温度を低く保つように努力しています。
現在(19:00)私の机の辺りは30℃が維持されています。現在クーラーはOFFです。

さて、ヨーロッパでは経済の退潮傾向が続いていて、我々の日本を含めて世界上をじわじわと不安に陥れています。
しかし、同じヨーロッパでは同時に非常に素晴らしいことが進行中でもあります。
経済とは全く別の話なのですが、「ヒッグス粒子」の存在がいよいよ検証されるかもしれないということです。

私は、今では信じがたいのですが昔は物理学徒のはしくれでした!それも高エネルギー物理学!私は理論屋でしたから、素粒子物理学と言ってました。それで、ヒッグス粒子の「名前くらい」は知っていましたが、近頃のニュースに刺激されて、錆付きかかっている知識を手繰ってみました。

ヒッグス粒子は万物に質量を与える「神の粒子」と言われています。つまりこの粒子が存在しないとすると、我々が普通に生きて親しんでいる世界は存在し得ない。
しかし、実際には我々の世界は「其処に今もある」のですから、むしろ我々が(と、いうより我々の中でひときわ頭脳の優れた物理屋さんたちが)発見し一所懸命組み立ててきた理論体系がかなり根本的なところで間違っていた、ということになります。
それも、面白いとは思いますが、これは単なる野次馬根性からの無責任な意見です。

本心では、セルン(CERN)での分析が無事ヒッグス粒子の存在を検証してくれればと思っています。そうして、次はダークマターやダークエネルギーなどの理解に繋がっていけばと、実はわくわくしているのです。

ところで、ヒッグス粒子は宇宙の開闢直後に、宇宙の相転移によって出現し、質量を出現させたわけですが、これは慣性質量としての説明がされるのが殆どです。質量には慣性質量ともう一つ、重力質量があります。
ヒッグス粒子を重力質量の観点から解釈するとどういうことになるのでしょうか?
今この疑問に悩まされているのです。
いや、「悩まされている」というのは大げさで、実際には「よく分からなくて気持ち悪い」のですが・・・





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最終更新日  2012.07.26 19:26:56
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