|
カテゴリ:植物
20年程前、まだバブルの前の東京に住んでいた頃の話… 悪友たちと居酒屋で飲んでいた時、東京に住んではいても皆、地方出身者なので「やっぱり、田舎の食べ物がおいしいよね」と話が料理の話題に移り、やがて自分の番がやってきて… 「で、沖縄にはどんな食べ物があるの?」 と東北出身の同級生。 「おふくろは、チャンプルー料理が得意だったから…」 「チャンポン?」 とほかの奴。 「いや、チャンプルー。野菜炒めみたいなものだよゴーヤーチャンプルーとか、ソーメンチャンプルーとか…」 「ゴーヤー?」 今度はまた違う奴。 「うん、標準語では『にがうり』というはずだよ。」 「にがうり?」 「食べると、苦味はあるけど体にいいし(その当時から沖縄では体によい食べ物とされていた。先祖の言い伝え。)その苦味も慣れてくるとおいしく感じるよ。」 「苦いのがおいしいとは考えられない。」 ときっぱり自分以外の連中。 そのあと、身振り手振りを交えながら説明を試みたものの結局、悪友どもには理解させることはできませんでした。でも「食い物」とは理解できたようでたが。 その後10年ほど、東京のスーパーでは「ゴーヤー」を見かけることも無く、沖縄でも植物検疫法かなんかで本土のほうには出荷できなかった記憶がありますが、その後の沖縄ブームやテレビ番組の紹介などでいまや「ゴーヤー」も標準語となり、隔世の感があります。 ちなみに「ゴーヤー」の写真は我が家のベランダで栽培したものです。 太くて立派に見えますが、この写真と同じぐらいの大きさです。(涙) でも、おいしかったですよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
August 5, 2005 06:22:10 AM
コメント(0) | コメントを書く
[植物] カテゴリの最新記事
|