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カテゴリ:お酒
今日は二日酔い。
私は、某ライブハウスのハコバンで「ベース」を弾いておりまして、40分のステージを1日5回、約60曲ほど演奏します。ステージの合間にはお客さまに呼ばれる事もあり、そこで一緒に「お酒」をご馳走になることもあります。 (なんて、幸せな仕事なのでしょう。) しかし、昨日は飲みすぎ。 1、2回目のステージを無難にこなし、3回目のステージが始まる前に「東京の某体育会系大学出身県内有名企業の社長」がご来店。 ゆっくりと時間をかけて「お酒」を飲めば、ある程度は大丈夫なのですが、東京の某体育会系大学出身社長の、「おい、飲め」の一言で中ジョッキを3杯立て続けに「イッキ。」 (強要されたわけではありません。自分から場を盛り上げようとしたことです・・・やめときゃいいのに、アホだね・・・) 沖縄には、「シージャ(※1)はシージャ」という言葉があります。1秒でも先に生まれた人は人生の先輩なのだから、その人を立てなさい。あるいは耳をかたむけなさい。と言う意味です。それが私の脳みそに、「シージャ」の言うことは「絶対服従」ということが学生時代から刷り込まれているので、「おい、飲め!」といわれると断れないのです。増してやお客様ですから・・・ その後、ビールから「シマ~(※2)」にお酒を切り替えて、私の顔を見るたびに、 「おい!お前、飲んでいるか!」 「ハイ!」 「お前が飲まないと店の売上が上がらないぞ!」 「ハイ!ありがとうございます!」 ”パブロフの犬”となった私は酒を飲みつづけたのでした。 「東京の某体育会系大学出身県内有名企業の社長」はとても気前がよく、うちのバンドのメンバーを呼び止めては、「おい、君も何か飲みなさい。」とやさしい言葉をかけてくれます。 「はい。では『ウーロン茶』を頂きます」 「ありがとうございます。では『コーラ』を頂きます」 と私(40代)以外、20代の若いメンバーは次々とソフトドリンクを頂いていきます。 決して「酒」を強要するわけではありませんが、私にとって「飲め」=「酒」の定理があるので、「ソフトドリンク」といえる今の若い世代がとてもうらやましい・・・ また、「ウーロン茶」と言えない自分がとてもうらめしい・・・ 3回目以降の自分は、譜面は見えないわ、耳は遠いわ、反応は鈍いわ・・・それでも「根性(?)」でステージをこなしました。(※3)(※4) -------------------------------------------------------- 一夜明け、見事に二日酔いの朝を迎え、「シージャはシージャ」という思想が、日本の高度経済成長をささえたんだ!と心の中で叫びながら、憂鬱な気分で一日が始まりましたとさ・・・。 -------------------------------------------------------- (※1)「目上の人」「年上の人」あるいは「人生の先輩」という意味の沖縄の方言 (※2)「泡盛」のこと。 (※3)昨日来て下さったお客さま、申し訳ございません・・・ (※4)お客様には「演奏はまともだったよ」との「言質」は頂いております・・・ 「よかった」ではなく「まとも」ですって。トホホ・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
August 7, 2005 03:31:27 PM
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