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テーマ:調弦(チンダミ)(5)
カテゴリ:音楽
みなさん、「ドウチュイムニー」と言う曲をご存知でしょうか?
70年代、沖縄出身のフォーク歌手「佐渡山豊」さんのヒット曲で、 「森山良子」さんが歌っている「さとうきび畑」よりも長い曲です。 歌詞が40番ぐらいまであって、そのひとつ、ひとつの歌詞に沖縄の思いを、沖縄の方言をまじえながら、歌い連ねた曲です。 沖縄では最近CMなどで使われリバイバル・ヒットし、カラオケでもよく歌われています。 この曲の2番目の歌詞中に、 「♪チンダミヌチガイヤ~ ガマンソーキヨ~」 直訳すると 「チューニング(調弦)が狂っているけど、我慢して(聴いて)ください」 となります。 なんか、疑問に思える歌詞でしょう。 プロの音楽家が、 「自分でチューニングをあわすことはできませんよ」 と言っているようにも聞こえませんか? 調弦は基本中の基本。調弦が狂っていたら音楽が成り立ちません。 ずっと、歌詞の本当の意味はなんだろうと疑問に思っていたのですが、最近70年代に、コザで活躍していた先輩ミュージシャンの方に会う機会がありまして、この歌詞の意味を尋ねてみると。 「ああ、コレはねあの頃のミュージシャンは金が無かったからだよ」 「??」 「ようするに、ギターの弦が切れても(弦を)買う金が無いから、切れた弦をまた結んで使ってたからね。チンダミ(調弦のこと)あうはずないさ~」 なるほど、納得。 恐るべし、昔のミュージシャン。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
August 11, 2005 11:35:41 PM
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