お久しぶりの銅版画日記でございます☆
スキャンするのが面倒でUPしていなかっただけで、
先月中には完成していたんですけども。
最初は1色のインクで『雁皮(がんぴ)刷り』(※)
というのをやってみようかと思っていたのですが、
試しに多色刷りをしてみたらイイ感じだったのでやめました。
※『雁皮刷り』についてはこちらをご参照ください。
もう少し大きい画像でどうぞ。
鹿の体&角=ブラウン、葉っぱ&背景=グリーン。
多色刷りの一番最初にこの色を刷って、「あ。春っぽいな~」と思ったので、
他の季節(夏秋冬)っぽい色でも刷ってみました。
夏は、鹿の体&角=ブラウン、葉っぱ&背景=プルシアンブルー。
葉っぱの先にイエローを入れたのでブルーと混ざってグリーンに。
鹿の体にもブルーが少し混じってます。
秋は、鹿の体&角=ブラウン、葉っぱ&背景=カーマイン(赤)。
これも葉っぱのところどころにイエローを入れています。
体と角はどれもたいだい同じブラウンなのですが、
背景に使う色によってだいぶ変わってきますね~。
冬は、何色にしたらいいのかわからなくて
鹿の体&角=ゴールド、葉っぱ&背景=シルバー にしてみたのですが・・・
なんだか違いがあまりわからなくなってしまいました。
キラキラ感もよぉ~く見ないとわからない・・・。
でもま、他のと比べると寒々しい感じは出たかな?(無理矢理)
背景は目の粗い紙ヤスリで撫でるように傷をつけてみたのですが
お顔は避けるべきだったわーと、ちょっと後悔。
いやね、紙ヤスリを使うとどういうことになるのか、試してみたかったんですよ。
ニードルや他の道具では出ない線で、おもしろいです。
また何かに使ってみようと思います。
ちょっと後悔した部分もありましたが、収穫があったので良しとしよう!
【タイトル】 鹿の肖像(仮)
【サ イ ズ】 H180mm×W120mm
【技 法】 エッチング・アクアチント・ドライポイント
(技法の詳しい説明はこちらをご参照ください→銅版画の技法いろいろ)