2012「北方領土の日」根室管内住民大会が開催されました。
北方領土対策根室地域本部北方領土対策室からのお知らせです。2月7日(火)に北方領土隣接地域振興対策根室管内市町連絡協議会(北隣協)主催の「北方領土の日」根室管内住民大会が根室市総合文化会館で開催されました。この大会は、北方領土返還要求運動原点のまちとして根室管内1市4町の住民が一堂に会し、戦後66年を経過しても未だ解決の道筋が見えない北方領土の返還に対する強い決意を表明し、全国に向けて発信を目的に毎年開催されています。 この日は天候にも恵まれ、北方領土返還要求運動関係者をはじめ、一般市民も参加し、1部、2部を通して1,000名にのぼる参加者が集まりました。 第1部では「根室管内住民大会」が開催され、多くの来賓、一般の市民が参加する中、主催者挨拶、来賓者による激励の言葉の披露や決意表明を行いました。 根室高校3年・北方領土根室研究同好会に所属する多楽島3世の木村智美さんは、決意表明の際に「元島民が高齢化する中、若い世代に求められているのは、一人一人が考え、全国の航世代に伝えること。今後も返還に向け行動することを誓う。」と語ると、大きな拍手に包まれました。 また最後に行われたシュプレヒコールでは1,000人にのぼる参加者全員で拳を振り上げ、「四島を返せ!」と叫び、四島の早期返還に向けた決意を確認しました。 決意表明の様子(木村 智美さん) シュプレヒコールを行っている様子 第2部では、根室管内1市4町の中学生10人が意見を発表する弁論大会が行われ、四島返還の願いやロシア人島民との交流体験などを披露しました。 最優秀賞の内閣府北方対策本部長賞に選ばれた根室市柏陵中学校3年の多田里奈さんは「返還」と題して、「北方領土が返還されるためには、地域に関係なくこの国に住む日本人全員が、今日「北方領土の日」に何か思いを感じなければならない」、「この思いをこれから返還運動を続けていく世代へも次々とバトンタッチしていこう。継続して運動をつづけることこそ、返還運動だ。国民の心を一つにし、政府へ私たちの思いを主張し、日本全体が一つとなってロシアへ返還を訴えよう。」などと力強く呼びかけました。また今回は「北方領土サミット」に参加した加我光絵さん、畑のぞみさん、関口裕介さんの3人も、堂々とした弁論発表をしていました。 弁論発表の様子(関口 正樹さん) 表彰式の様子(多田 里奈さん)