恵庭市の再生可能エネルギー施設を見学しました。
石狩振興局商工労働観光課の省エネルギー・新エネルギー担当ですエネルギーを担当して半年、日々勉強の毎日です。管内の市町村と、エネルギー情報を共有する「省エネ・新エネ導入推進会議」を担当しているのですが、このたび勉強を兼ねて再生可能エネルギー活用の現場を見ようと、何人かのメンバーで恵庭市を訪問しました。お邪魔したのは、ITKソーラー北海道株式会社恵庭発電所、せせらぎ水車、恵庭下水終末処理場の3カ所です。まずは、「ITKソーラー北海道株式会社恵庭発電所」敷地面積35,424平方メートルの広大なゴルフ場跡地を有効利用し、太陽光パネルを5,460枚を設置。発電設備容量1.31メガワットのメガソーラーで、平成25年9月より発電が開始されています。次に、恵庭市を流れる茂漁川(もいざりがわ)のほとりに設けられた「せせらぎ水車」。これは昭和20年頃、茂漁川では水車を利用して薪を割るなどしていた歴史を示すモニュメントとして設置されたものですが、恵庭市においては、観光資源、環境・歴史教育の場としての活用、さらには小水力発電の導入可能性も検討されているとのことです。 次に、生ごみと下水汚泥などを混合処理し、発生するガスを発電に活用する全国初の施設を導入した「恵庭下水終末処理場」を見学しました。この施設では、平成24年度から生ごみの受入れを開始し、下水汚泥、し尿・浄化槽汚泥と共に処理することでより多くのメタンガス(バイオガス)を発生させ、このガスを利用したマイクロガスタービン発電によってエネルギーの有効活用をしています。また、大きな市民協働により、生ごみの非常に高い分別率を達成するとともに、廃棄物の最終処分場(埋立場)の延命化、施設維持管理費の削減、そして再生可能エネルギーの有効活用が実現されたことなどが評価され、平成25年度国土交通大臣賞(循環のみち下水道賞)を受賞しました(拍手)。このような取組みをお手本として、管内で、さらに再生可能エネルギーの利用がすすむと良いですね国土交通省(循環のみち下水道賞)ホームページhttp://www.mlit.go.jp/mizukokudo/sewerage/mizukokudo_sewerage_tk_000299.html石狩振興局としても、振興局独自事業として、当面、太陽光に着目した再生可能エネルギー普及の取り組みを開始しています。その一環として、7月からは、「土地・屋根貸し」を希望する土地・建物所有者と、「土地・屋根借り」を希望する発電事業者の募集を行い、ホームページ上で登録を行う「太陽光発電導入促進情報登録事業」を実施しています。興味のある方、ぜひこちらをご覧ください太陽光発電導入促進情報登録事業http://www.ishikari.pref.hokkaido.lg.jp/ss/srk/energy/solar.htm