藤女子大学で「北方領土の語り部」事業を実施しました!!
★北方領土対策本部です★11月4日(水)、藤女子大学で 色丹島出身の語り部 小田島 梶子 さんをお迎えし「北方領土の語り部」事業を行いました。これは、同大文学部文化総合学科の 太田 眞 教授 の教職課程講座の中で、将来、教職員を目指す学生さんたちを対象に(公社)千島歯舞諸島居住者連盟と北海道の共催で実施したものです。 まず最初に、当本部の職員から「北海道の取り組み」について説明。道で、特に若い世代への関心を高めることを目的として行ってる啓発活動を紹介し、「皆さんが先生となった時には、北方領土に関する授業を積極的に行ってほしい」と伝えました。 小田島さんの講話では、自然豊かな色丹島での暮らしや、ソ連兵が侵攻し、授業中の自分の学校に入ってきた時の緊迫した様子などをお話ししてくださり、学生の皆さんは熱心に耳を傾けていました。学生のみなさんの関心はとても高く、質問もたくさんありました。 終了後のアンケートでは、小田島さんの故郷を思う気持ち、もう一度色丹島で暮らしたいという思いが伝わった、など多くの感想をいただきました。その一部を、ご紹介します。とても印象的だったのは、教室にソ連の兵隊が入ってきた場面と、小田島さんが大切にしていた日の丸の旗を引き裂かれたという話。小田島さんの話は当時の情景がとても伝わってくるので、もっと他の人にも思いや気持ちを伝えていただきたいです。自分たちの故郷を奪われ、家族が奪われ、苦しみ悲しんできた人たちの四島返還の思いを引き継ぎ、北方領土問題を解決に導いていくのは私たち若い世代だと思います。北方領土についてもっと学び、行動していかなければならないと感じました。教育者を目指すものとして、今回のお話しを後世に伝えていきたいと思います。元島民の方々のためにも私たちのような若い世代が北方領土問題にしっかりと向き合い、積極的に返還運動をしていかなければならないと感じました。北方領土返還に向けて、何か力になりたいと思うようになりました。元島民の方々の熱い思いを聞いたり、授業でも積極的に取り入れていき、返還に向けて若い世代も協力していくことが大切だと思います。今回こうして学んだことをさらに下の世代へ伝えていくことが、大切だと感じました。私が教員になったとき、小田島さんからうかがった貴重なお話しを、生徒の心に響くように伝えることができたらいいなと思います。 教職員を目指す学生さんたちからこのような感想をたくさんいただいて、心強く思います。 太田教授が受け持つ教職課程の学生さんは、「北方領土の日」ポスターコンテストにもたくさん作品を応募していただきました。 ご協力いただいた藤女子大学の関係者の皆さま、ありがとうございました!