今週のイシカリ!!【北広島市】旧島松駅逓所の魅力発信!!
石狩振興局地域政策課のまーくんです突然ですが、来る7月17日は何の日か知っていますか?今年は海の日という方がほとんどかと思いますが、実は今年から7月17日は「道みんの日」として制定されました。「道みんの日」とは・・・北海道に暮らす皆様が、本道の歴史や風土、文化、産業等を見つめ直し、北海道の価値を再認識し、一体となってより豊かな北海道を築いていくことを目的に制定されたものです。それに伴って、道みんの日当日に様々な施設が無料となりますそのうちの一つ、「旧島松駅逓所」(きゅうしままつえきていしょ)についてご紹介いたします。「旧島松駅逓所」の「駅」という字は、まだ車がなかった時代に人々の重要な交通手段であった馬の取次所を表す言葉であり、また「逓所」というのは、今でいう郵便局の役割を果たしていたようです。つまり、駅逓所というのは、その地での主要な施設だったということになります。※ちなみにこの写真に写っているのぼりは、道みんの日PRのものですこの旧島松駅逓所を管理していたのは、中山久蔵という人物です。冷涼な北海道では、稲作はできないとされてきたましたが、努力を重ね北海道で稲作を成功させた偉大な人物です。中山久蔵が作っていた「赤毛米」という品種が、現在のゆめぴりかの元になっているとされています。すごいですねまた、旧島松駅逓所には、「Boys,be ambitious」「少年よ、大志を抱け」で有名なクラーク博士に関する記録も残っています。クラーク博士は農業に精通しており、北海道の農業を発展させるため、はるばるアメリカからやってきて、旧島松駅逓所に9ヶ月間滞在しました。そして、いざ帰国する際にあの有名な名言が生まれたとされています。ここで重要なことは、あの名言には続きがあって「Boys,be ambitious like this old man.」と、本当は後ろに言葉が続いていて、和訳すると「この老人のように、少年よ大志を抱け」となります。この老人というのは、中山久蔵であり、クラーク博士は彼の稲作への情熱に感化され、このような名言を残したとも言われています。また、旧島松駅逓所は明治天皇本道ご巡幸の際の行在所(あんざいしょ)にもなりました。それにちなんで次の写真を見ていただきたいのですが、実はこの部屋は明治天皇の行在所となることが決まって、増築されたものです。その際の費用1350円(現在で約1500万円)は、中山久蔵が自費で負担したそうです。また、この畳の模様は高麗縁(こうらいべり)というもので、現在日本では旧島松駅逓所と京都御所でしか見られないため、各地からこの畳模様を見るためにやってくる方がいるというから驚きですねこのように様々な歴史を感じることができる旧島松駅逓所は、7月15日(土)から7月17日(月)まで、「道みんの日」にちなんで無料開放となっていますので、是非足を運んでみてくださいまた、ボランティアガイドの方の解説があると、より一層旧島松駅逓所についての理解が深まります希望される方は、旧島松駅逓所にお尋ねください住所:北広島市島松1番地1ボランティアガイド予約の際の電話番号:011-373-0188詳しくはこちら(北広島市教育委員会HP)http://www.city.kitahiroshima.hokkaido.jp/kyouiku/detail/00007660.html▼ブログで石狩地域の「旬の話題」を紹介中!http://plaza.rakuten.co.jp/machi01hokkaido/diary/?ctgy=23▼メルマガ「北海道いしかりファンクラブ」会員募集中!http://www.ishikari.pref.hokkaido.lg.jp/ts/tss/ishikari-fanclub/boshu.htm