北海道の若者が海外で研鑽しています!
こんにちは。総合政策部政策局総合教育推進室です。若者の海外留学を官民挙げて支援する「ほっかいどう未来チャレンジ基金」により留学中の伊藤さん(北海学園大学)から、10月の活動の様子が届きました。北海道テニス界の国際化をミッションとする伊藤さんは、国際スポーツビジネスのノウハウを身につけるために、オーストラリアに留学をしています。(アメリカ、オランダにも留学予定)ほっかいどう未来チャレンジ基金HPhttp://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/sky/mirai-jinzai.htmほっかいどう未来チャレンジ基金Facebookhttps://www.facebook.com/mirachalle/1カ国目になるオーストラリアに10月14日に入国しました。1週間ストームで、雷と大雨で冷えたり、36度を超える猛暑になったりと、日本とは全く異なる気候、食、文化などから、日々刺激をもらっています。また、オーストラリアの方々はとても親切、フレンドリーで住みやすい国だと感じています。 10月は、ブリスベン市内のテニスコート、アカデミー、テニスコミュニティを訪問しました。地域のコミュニティの活動はクイーンズランド大学で行われており、今月はそこで実施されている大会運営を視察しました。施設の大きさは北海道の平岸高台テニスコートと同じ20面。管理はUQ Tennis Club(ショップ、受付、大会運営)。大学のテニスコートですが、一般人も使用可能(一時間25ドル)で、一般の方とみられる多くの人達が使用していました。また、投光照明付きなのでナイター試合も可能で、夜遅くまでテニスをしている人もいました。 コートの隣には大きなカフェがあり、店内の沢山の人がテニスを観戦し、その後自分たちもテニスを楽しむという、1カ所で2つの楽しみ方をすることができます。また、空いているスペースも上手く活用しており、ベンチとパラソルを設置していたり、卓球台があったりと、テニスコート周辺でも楽しめる工夫がされていました。 その他に、キッズ(12歳以下)の大会運営も視察しました。驚くことに、コートのベンチに関係者(家族、主に母親)が座っていて、コート内の後ろ側に父親や子供がボールパーソンをしていて、ネットには次にこのコートでやる選手2人が、親の補助付きですが、ボールパーソン(ネット)、審判(主審、カウントコール)をやっていました。 日本では、キッズの大会でもコート内には選手1人しか入れないルールで、「孤独のスポーツ」と言われています。しかし、オーストラリアでは、対戦相手と家族規模でコミュニケーションを取れる機会を試合の中で作っていて、とても安心して楽しそうにテニスしていました。UQ Tennis Clubは、大会をFixture(フィクスチャーシステム)と言う、4つの区分(Social Tennis ,Practice Tennis ,Team Fixtures ,Singles Fixtures)を設けて運営しており、とても興味深いシステムとなっています。来月からは、このシステムについて学ぼうと考えています。 また、北海道のPRとして、ILSC Brisbane校で時間をもらい、生徒に向けて英語で北海道をプレゼンしました。外国人が持つ北海道のイメージは、一年中とても寒い、雪という意見が多かったので、北海道の場所、気候、食べ物、夜景、夏に行くオススメの観光地(ひまわりの里、青い池、四季彩の丘etc...)などを紹介しました。次は学校で日本食などを提供したいと考えています。残りの9ヶ月間行動しつづけます!