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テーマ:まち楽ブログ(32381)
カテゴリ:国際交流
こんにちは
総合政策部政策局総合教育推進室です 若者の海外留学を官民挙げて支援する 「ほっかいどう未来チャレンジ基金」 により北海道経済を支えるような新たなゲームコンテンツ産業を創出するため、フィンランドで先進的なゲーム制作を学んでいる学生留学コース有働篤人さんから11月の活動の様子が届きました 11月中、オウルに積もった雪が一旦溶けるという事態が起こりました。地元の方に聞いたところ、どうやら初雪が早すぎたようです。雪が積もったり溶けたりを繰り返しているので、道中は気をつけないとすぐに滑ってしまいます。
留学開始時の予定では、オウルに本社を置くゲーム会社の中で最大の会社であるFingerSoftと、ゲーム製作に必要な技術やゲームを事業として立ち上げる過程を授業で学べるOulu Game Labでの活動を来年1月からスタートする予定でしたが、残念なことに最近オウル市がゲーム事業に関わる授業に対する支援を縮小したことにより、Oulu Game Labの授業が実施されないこととなりました。そのため、11月からFingerSoftでインターンさせて欲しい旨交渉し、Oulu Game Labで学ぶ予定であったゲーム事業の立ち上げについてもFingerSoftで学ぶことになりました。
FingerSoftは、Hill Climb Racingというスマートフォン向けゲームのヒット作を持ち、製作したゲームの全世界の合計インストール数が13億を超えます。現在の社屋はもともとオウル大学の建築学科で使われていたものであり、吹き抜けなどの構造がそのまま残っています。 FingerSoftでのインターンシップでは、ゲーム事業の立ち上げを体験することになっており、今月は、製作するゲームのアイデア出しと、その制作を開始しました。私はプログラム部分の担当であり、ゲームが決められたルール通りに動作するようにすることが主な仕事となります。 ここで「ルール」と聞いて、みなさんはどのようなことを思い浮かべるでしょうか。「何をしたら勝ち」という、我々が何かを競う時に決める「ルール」は容易に想像できると思いますが、ここで実装しなければならない「ルール」はそれだけではありません。
例えば、「画面上に、プレイヤーが必ず表示されていなければならない」、「発射された弾はこの距離までは届く」という事柄も実装しなければならない「ルール」に含まれるのです。 それらを全部含めて作ろうとすると膨大な数になり、完成には相当の時間を要し、せっかく最後まで完成させても面白くないゲームだった、となるとその時間が無駄になってしまいます。そのため、ゲームの重要な部分(面白さ)を損なわずに機能を絞って完成までの時間を短くした「プロトタイプ」を作り、それを用いて本当に事業として成り立つゲームなのかということをテストしていきます。
そのほか、11月は、オウル大学で行われたFestival of Cultureというイベントに参加しました。このイベントでは、オウル大に来ている留学生が、自分の出身地の文化の「代表」となり、文化を紹介するイベント等を企画できます。 私は同じ日本からの留学生とともに、日本文化の紹介ブースの運営や、日本の食文化の一つである「おにぎり」をテーマにしたワークショップを行いました。ブースへの訪問者やワークショップの参加者の数は非常に多く、日本文化への関心が高いことが伺えました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.03.05 15:22:37
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