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2020.03.05
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カテゴリ:国際交流
こんにちはスマイルバイバイ
総合政策部政策局総合教育推進室です!

​​​​​​​若者の海外留学を官民挙げて支援する
​​​​​​​​​​​​​​​​「ほっかいどう未来チャレンジ基金」​​​​​​​​​​
​​​​​​​​​​​​​により本道農業の魅力発信のため、ドイツで有機農家の元で研修生として働き、持続可能な農業のあり方や、農家民宿を経営する農家でグリーンツーリズムについて学ぶ学生留学コース石垣のぞみさんから2月の活動の様子が届きました四つ葉きらきら

 私が現在研修をしているシュロスベルグホフでは、毎日入れ替わりでゲストが訪れる日が続きました。ドイツの公立学校では、州によって多少期間は異なりますが2月に1週間ほどの冬季休暇があります。そのため、家族連れで休暇を楽しむゲストが多かったようです。

 私が滞在しているファームインでは、毎朝羊や山羊などの動物の世話から始まるのですが、その時間を通してゲストとの交流を体験しました。ある4人家族のゲストのうち、2人の子供が動物に興味を持って作業を手伝ってくれました。10歳のヨストス君と7歳のケーティちゃんは毎朝私が起きるよりも早くに身なりの準備を整え、私が外へ出るとすでに扉の前で待っていました。毎日卵を集める作業の前には「今日は卵何個あると思う?」と質問をしてくれて、たくさんあると喜んでいる姿をとても微笑ましく感じました。
  

 私にとっては当たり前になってしまった毎日の作業が、子供たちと一緒に作業することで新鮮で、楽しい時間となりました。また、子供たちにとっても普段はできない少し特別な体験になったのではないかと思っています。都市と農村の交流の場としてのグリーンツーリズムを実際に私自身が体験することができたことを嬉しく思います。

 この農場から車で10分ほどのところに元はレストランだった建物があります。その建物を農場主のエルウィンとペートラは2年前に購入し、リニューアルして第2のファームインにするための準備を少しずつ進めています。

 未だに中には古い家具が残っており、それらを運び出す作業や、古い絨毯を細かく切断して処分する作業を行いました。この古い建物の回りを取り囲む草原は、以前羊の放牧に利用していたそうです。息子のマルコスに話を聞いたところ、その草地をこの先5年間は利用しないとのことでした。その理由は、ドイツではここ数10年で昆虫の数が激減しているそうで、この草地を5年間保護区とすることで少しでもその数を回復させるという目的があり、そのために国から補助金も受けています。生物多様性を守るために環境問題に取り組む意識の高さを感じました。
   

 また、シュロスベルグホフは森に囲まれた山奥にあり、ここでの生活は森と深く結びついています。森の中に入り、病気の木や台風で倒れている木を切断し、トラクターで運びます。この地域では薪ストーブを利用する家が多く、森からエネルギーを得て、またそれが森に還元されていく(カーボンニュートラル)という環境にやさしいライフスタイルだと言えます。

 主に伐採するのは、Fichte(トウヒ)の木で、ここ数年で在来種のTanne(モミ)の木よりもかなり数が増えてしまったそうです。この農場では、全部で30haほどの森を所有していますが、地道にTanneの植林を続けています。

 息子のマルコスとの会話で、彼はこんなことを言っていました。「ファームインをすることで、自分たちが環境に負担をかけないでどのくらいの規模で農業をするか考えながらできるのが良いところだ。大規模なモノカルチャー農業(単一の作物を栽培する農業形態)では生産が第一の優先事項で、環境に対しては悪影響を与えることが多い。そういう意味では、自分たちのライフスタイルは環境に負担をかけずにやっていくことができる。」

 確かにこの農場は、“産業”としての農業という観点からみると規模が小さく生産効率も良いとは言えません。しかしファームインと組み合わせて経営することで、環境保護も実践しつつ、ここを訪れるゲストが森や川といった自然、農場、そしてこの農場のホストである家族との特別な時間を楽しむことができる場を作り上げているのだと感じました。

 この農場での滞在も、残り1カ月を切りました。
 ドイツでも、新型コロナウイルスのニュースを目にしない日はありません。自身が感染しないように努めるのが第一ですが、故郷である北海道でのニュースを目にするとやはり心配で不安な思いです。1日も早く事態が収束することを願うとともに、お一人お一人の健康を祈っております。 ​


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最終更新日  2020.03.05 15:14:00


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