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2021.01.28
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カテゴリ:国際交流

​ こんにちは、国際課欧米交流係です大笑い

 北海道はアメリカ・マサチューセッツ州と姉妹提携を結んで今年で30周年を迎えました。
このことを記念して、マサチューセッツ通信では、マサチューセッツ州に関する様々な情報を発信しており、今回も、マサチューセッツ州で活躍する北海道に縁のある方をご紹介します星

 今回ご紹介するのは、ラジオ局でパーソナリティを務めており、さらに、ケンブリッジ市にある語学学校でティーチングアシスタントとしてもご活躍される白石 郁江さんですさくら

 ご主人のボストン赴任に帯同する形で、マサチューセッツ州に移り住んだ白石さんは、新しい環境で得た新しいお仕事を通じ、自分らしい暮らし方を見つけることができたそうですきらきらきらきら

 新しい環境を充実させたい、と積極的に飛び込んでいく白石さんの姿に、自分らしさを失わず、なりたい自分になるために努力する、という強い気持ちを感じました四つ葉

 また、白石さんからは、北海道から海外生活を目指す皆さんへのメッセージもいただきました。
 ぜひ最後までご覧下さい!
 
えんぴつご出身と現在マサチューセッツ州でされているお仕事について教えてください。


 帯広市で生まれ、父の仕事の都合で室蘭市、留辺蘂町、札幌市と移り住みました。
札幌北高校、早稲田大学法学部を卒業した後は、武田薬品やネスレジャパンで営業職として働いていました。
 大学時代にテレビ番組のレギュラー出演やイベントの司会などを経験していたことがきっかけで、現在はニューヨークを拠点とするラジオ局でパーソナリティを務めており、ケンブリッジ市にある語学学校で、ティーチングアシスタントとしても働いています。現在マサチューセッツ州4年目です。


えんぴつマサチューセッツ州に移り住んだきっかけを教えてください。


 私は夫のボストン赴任に帯同するかたちでこの地に移り住みました。幸い日本で10回以上引っ越しを経験している引っ越し大好き人間ですのでホームシックにはかかりませんでした。しかし、ボストンで活躍する多くの皆様とは違い、自分の勉強やキャリアアップのための移住ではなく、仕事を完全に手放しその後のアテのない状態での移住でしたので、最初のうちは自分らしさを見失いアイデンティティクライシス悩んでいました。
 理由はなんであれせっかく移り住んだ土地ですから充実させたいと思い、語学学校に通ったり習い事をしてみたりしました。ボストンではどこにいっても素敵な出会いがあり、気持ちが豊かになるのを感じました。
 しかしやはり仕事をしたいという思いが強く、労働局に労働許可を申請し自分の強みを生かせる仕事を探していると、幸運にもすぐに日本語でできるラジオパーソナリティーの仕事を見つけることができました。ラジオのお仕事ではマサチューセッツ州を含むニューイングランド地方の魅力を伝える番組を担当しており、普段行くことのない場所、お会いすることのない方々との出会いが大きな刺激になっています。一方で、取材では日本人以外への英語取材も多く、自分の英語力のなさに悔しい思いもしました。
 そこでもっと英語力を伸ばそうと語学学校のクラス分けテストを受けに行ったところ、生徒ではなく先生になってみないか、とお声がけいただきティーチングアシスタントになることができました。人に教えることは自分の学びにもなり、国際色豊かな生徒さん達から世界中のことを教えてもらいながら充実した日々を送っています。
 ラジオと学校でのお仕事のおかげで、私らしいマサチューセッツ州での暮らし方を見つけることができました。
 (写真)プロラグビーチームNew England Free Jacks所属選手への取材風景


えんぴつ現地での生活の様子・海外生活の差を感じることはありますか?


 アメリカでは固定観念にとらわれない生活ができると感じています。女性(男性)だから、何歳だから、という考えにとらわれず、自分らしさを追求でき、それを認めて応援しあう風土があるように思います。
 また、日本では感じることのなかった多様性を感じています。以前私はアメリカを純粋にひとつの国として捉えていました。しかしその中にはたくさんの州があり、それぞれの州が異なった法律をもっており、州民性がまったく違い、同じアメリカでありながらまるで違う国々のようです。アメリカは一口に語ることができず、同様に世界中の国々や人々は一括りにできないと気づきました。この多様性への理解は、自分とは違う誰かの存在を認め、受け入れる一歩になったと思います。
 (写真)担当する英語クラスでの一コマ(白石さんは前列左から2番目)

えんぴつ最後に、海外生活を目指す北海道の学生の皆さんにメッセージをお願いします。


 私は大学進学のために北海道を離れてから初めて北海道の魅力に気づき、渡米後にはさらに北海道に魅せられています。
 日本で10回以上引っ越しを経験し、世界の都市を数えきれないほど訪問しましたが、私にとって北海道は世界で一番素敵なところです。
 自分を形作ったルーツというものは誰にとっても特別で、そこから離れれば離れるほどに強い繋がりを感じます。きっとあなたも北海道を離れた後、自分の中に根付く北海道の大きさを再発見することでしょう。
 今のうちに北海道の素晴らしさをたっぷり吸収し、海外で思いっきり伝えてください。そして、もしあなたが海外生活で迷ったときは「自分らしさ」を大切に、「どんな自分でありたいか」も見据えて自信をもってたくさんのことにチャレンジしてくださいね。
 マサチューセッツ州から応援しています。

  (写真)マサチューセッツ州にあるお気に入りのフラワーガーデンにて


 白石さん、ありがとうございました。

 マサチューセッツ通信では、北海道とマサチューセッツ州の姉妹提携30周年を記念し、周年記念に関する行事やマサチューセッツ州の情報や現地で活躍されている方などを紹介していきますスマイル


 バックナンバーはこちらからご覧ください。
 (HP マサチューセッツ州姉妹提携30周年記念ホームページ​)






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最終更新日  2021.01.28 08:56:03


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