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カテゴリ:国際交流
こんにちは、国際課欧米交流係です! 北海道がアメリカのマサチューセッツ州と姉妹提携を結んで30周年を迎えた2020年から、マサチューセッツ州に関する様々な情報を発信しています。 今回ご紹介するのは、大学時代を北海道で過ごした後、留学のためマサチューセッツで3年間過ごしたことがある加藤容崇さんです。加藤さんは帰国後、東京と帯広で勤務されています。 加藤さんの言葉は、留学や研究などで海外を目指している方に勇気を与えてくれることと思います。ぜひ最後までお読みください! <まず、自己紹介をお願いします> 私は、群馬県出身ですが、北海道大学医学部を卒業し、2014年から2017年までマサチューセッツ総合病院癌センターに留学し、膵臓癌の治療開発に関する研究をしていました。 研究室から見た風景(写っているほぼ全ての建物が病院関係の建物) <現地での生活の様子や、日本との違いを感じたことについて教えてください> ボストンは気候が北海道と似ていて住みやすかったのですが、物価は日本と比べて高いと感じました。留学助成を受けていたのですが、日本円での支給だったことから、超円安の当時、金銭的に非常に苦労しました。家賃はワンルームでも最低15万円と非常に高く、家賃を節約するために現地大学生と一緒にハウスシェアで暮らしていました。結果として、天文学、データサイエンス、宗教学など、それまで触れ合う機会のなかった分野の人たちと交流することができて見識が広がり、とても良かったと感じています。 日本人コミュニティの様子 <マサチューセッツ(ボストン)でおすすめの場所を教えてください> フェンウェイパークです。地元球団であるレッドソックスは、人気が高く、熱狂的なファンがたくさんいます。ヤンキースとの試合は特に盛り上がります。日本の阪神巨人戦といった雰囲気でしょうか。もちろんレッドソックスは阪神です。4大メジャースポーツが全て揃うボストンですが、その中でも野球は、球場が街中にあり、チケットを安価で買うことができるので、気軽に行けます。試合直前に買う外野席は特に安価で、試合の様子は遠くて見えませんが、球場の雰囲気を肴にサム(サミュエルアダムスという地元のビール)を飲むのが楽しいです。 フェンウェイパーク外野席ブルペン裏より <帰国後の生活について教えてください> 癌研究の分野で世界でも屈指の研究室で過ごしたおかげで、解決できていない課題が明確な輪郭を持ち浮き彫りになりました。現在は帰国し、東京と帯広の病院を拠点に、北海道から医療の世界を変革させるプロジェクトを開始しようとしています。北海道は、フロンティア精神があり連帯感が強い人が多いので、先進的な試みが日本一やりやすい場所だと感じています。ボストンで得た世界最先端の知見を北海道で生かしていきたいと思っています。 <最後に、留学や研究で海外を目指す北海道の学生へのメッセージをお願いします!> ボストンは学問・芸術・スポーツ・文化など全てがバランスよく超ハイレベルに調和された場所です。仕事や研究のみならず様々なことを吸収できるので、ぜひボストンに刺激を受けに行ってもらいたいです。 加藤さん、ありがとうございました! マサチューセッツ通信では、今後もマサチューセッツ州の情報や現地で活躍されている方などを紹介していきます! バックナンバーはこちらからご覧ください。
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最終更新日
2022.07.21 13:16:09
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