「北海道白滝遺跡群出土品」国宝指定
北海道教育庁 生涯学習推進局 文化財・博物館課 です。 「北海道白滝遺跡群出土品」が国宝に指定されました。 令和4年(2022年)11月18日に文化審議会から国宝に指定するよう文部科学大臣に答申されました「北海道白滝遺跡群出土品」が、令和5年(2023年)6月27日付けで、わが国で最も古い国宝に指定されましたので紹介します。遠軽町の白滝遺跡群から出土した旧石器時代(約15,000~30,000 年前)の出土品は、国内にとどまらず、世界的に貴重で学術的にも極めて高く評価されました。指定された1,965点には、先が鋭く尖った槍先や、骨や皮などを加工するためのさまざまな石器、また当時の人々が石器をどのように作ったかを詳しく観察することができる接合資料などがあります。 出土品は、遠軽町埋蔵文化財センターに展示されています。この施設では黒曜石の石器作りなどの体験もできます。石器を通して太古の人々のくらしに思いをはせてみてはいかがでしょうか。 夏休みは、日本最古の国宝を見に遠軽町へ、ぜひお出かけください。