週末に東京へ行ってきたのですが、行きに駅弁を買おうと仙台駅の新幹線改札内側の売店に行ったところ、「塩竈藻塩弁当」を発見しました。


宮城県産米おにぎり２種、野菜の素揚げ、塩竈産の笹蒲鉾など入ってます


塩竈市は「全国有数のマグロの水揚げ港」、「寿司の町」（9月29日の当ブログ参照）として知られていますが、その「塩竈」の名の由来となっているのは、古代から竈（釜）で行われてきた製塩です。

近年、製塩は神社の神事として残るだけでしたが、昨年から地元の企業などが連携し、古代からの方法での製塩と塩の販売で街おこしに取り組んでおり、ホンダワラという海藻を利用した伝統製法で作るその塩を「塩竈の藻塩」という商品にしています。

私もこの話題を聞いて藻塩を味わってみたいと思っていたので、駅弁で手軽に楽しめると知ってうれしく思って買いました。

弁当の包み紙裏側には塩竈と塩の歴史の説明文や神事の写真、おしながきには藻塩の楽しみ方・・・おむすび、野菜の素揚げ、笹蒲鉾などにお好みで付けて・・・が書いてありました。

おしながきにならって、これらに藻塩を振りかけて食べてみましたが、とてもまろやかな塩味で、食材の味を引き立ててくれました。



小パック入りの藻塩


藻塩は小さなジップ付きパックに入っていて、残ったら持ち帰って家で使えるようになっています。これもうれしい仕掛けです。

万葉の和歌にも詠まれている歴史ある塩竈の塩が復活し、こうして食べられるのはちょっと歴史のロマンを感じます。

塩竈の藻塩はこの駅弁で手軽に楽しめるほか、みやぎ生協の宮城県内各店舗や塩竈市内の多くの小売店で80gパックで買うことができます。

この秋冬に仙台や塩竈へ遊びに来られる方は、ぜひこの歴史ある塩を味わってみてください！

「塩竈の藻塩」ホームぺージ
「塩竈みなとブランド」（藻塩を使った商品）
塩竈藻塩弁当


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