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大学生等を対象とし… 防災宮城さん

2010.07.27
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カテゴリ:カテゴリ未分類
※宮城県の山をご紹介するブログです。

今回ご紹介する山は「雁戸山(がんとさん)」(川崎町・かわさきまち)です。

登山口は,旧国道286号線笹谷街道の笹谷峠から南進するコース,林道を経てブドウ沢を抜け八方平から北進するコースがありますが,今回ご紹介するのは笹雁(ささがん)新道コースです。長い樹林帯をたどるコースになっていることもあり,ルートとしては登山者が比較的少ないところです。国道286号線沿いにあるセントメリースキー場から少し西に200mほど進んだ南側に笹雁新道の案内板が見え,そこから5~600m狭い林道を入った奥に数台分の駐車スペースがあります。その先も林道が続きますが,狭いし荒れているので無理せずに駐車しましょう。
歩き始めは水無沢沿いの荒れた林道をたどることになりますが,堰堤がある場所まで我慢します。ここを過ぎるとブナ林に入りいよいよ登山らしくなってきます。途中,つづら折りの坂を登りながら,徐々に高度を上げていくと,カラマツが生える日向に出て東側が開けてきます。遠くは仙台市街,泉ヶ岳,北泉ヶ岳,船形山が展望されます。そのあと,急なガレ場の脇を登り,平らなガレ場に到達すると,今度は北側に山形神室,仙台神室,大東岳が目に入ってきます。この辺りからしばらくはアカミノイヌツゲ,シャクナゲ,クマザサ,ハイマツに囲まれた,展望のよい灌木帯のゆるやかな尾根道を登って行きます。

s-s-13雁戸山 1410ピークから.jpg
東雁戸山とも言えなくもない1410ピークに差し掛かると,深い谷間越しに(北)雁戸山,その隣に南雁戸山が圧倒的な山容で迫ってきます。絶好のカメラアングルになります。里から見ても鋸のようだと言われる雁戸山が,まさに納得のいく光景です。
ここから一旦下降し,雁戸山への急峻な登り返しになります。厳しい直登となりますが,視界もいいし,距離的には長くはありません。
雁戸山と蔵王山とを結ぶ北蔵王縦走コースの分岐に至ると,人の気配が感じられ,北進するとほどなく雁戸山山頂に到達します。

s-s-13雁戸山 山頂.jpg
山頂はちょっとしたスペースになっていて,笹谷峠側からの多くの登山者と,南雁戸側からの登山者と合流し,お互いたどってきたコースの情報交換でなごむことでしょう。ここからは山形自動車道の先に山形市街や,谷を隔てた向こうに山形側の中央蔵王が望めます。

s-s-13雁戸山から南雁戸山.jpg
山頂で十分休息をとったら帰りは,南雁戸山と笹雁新道との分岐まで戻り,一旦登ってきた急坂を下り,鞍部を経てまた登り返すことになりますが,1410ピークで必ず振り返り雁戸山と南雁戸山を記憶に焼き付けてください。いつも気軽に来れるコースでもありません。しっかりと思い出をインプットしたら,進行方向に当たる北方に山形神室,仙台神室を眺めつつ,ここちよい尾根伝いをしばらく歩くことになります。あとは足の赴くまま,東方の遠望やブナ林の呼吸を愛でながら,高度を徐々に下げていくことになります。

s-s-13南雁戸山から雁戸山,1410ピーク.jpg
初夏にオクトリカブトが咲いていて比較的登りやすい笹谷峠コースをたどるのもいいです。笹谷峠には北側の山形神室方面の登山にも利用できる大駐車場があります。また,秋に南雁戸山から見た雁戸山と1410ピークの紅葉が素晴らしい,ブドウ沢コースをたどってみるのもおすすめです。国道286号線新落合橋から林道を5~6km南下したところに駐車スペースがあります。
ただし,北と南の雁戸山の間はかなり厳しいアップダウンになっており,十分体力と相談してください。無理な縦走は避け,それぞれ分けて楽しんだ方が無難です。

帰りに「るぽぽかわさき」のお風呂で,ゆっくりと体の火照りを鎮めてきてください。

標高:雁戸山1485m 南雁戸山1486m 行程:約5時間20分(休憩時間を除く。)
参考文献:「新・分県登山ガイド3宮城県の山」(山と渓谷社)
労働委員会 T.M





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最終更新日  2010.07.28 08:24:56


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