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カテゴリ:曙大豆育成日記
今日は、圃場で牛糞まみれになってきました。
こんばんは、あけぼの大豆君です お食事中の方、失礼いたしました。 5月27日に開催された勉強会の様子です↓ テーマは「大豆とは」~身延町の大豆の歴史と経緯~ということで「(ふじかわ農業協同組合)中富直売所の深沢孝幸所長」に講師を務めていただきました。 平日(午前中)の開催にもかかわらず、35名の方にご参加いただきました 山梨県で栽培するのに適した品種の中でも、あけぼの大豆はずば抜けて重いそうです。 【百粒の重さ】 (A)あやこがね(早生:わせ)→31.5g (B)ナカセンナリ(中生:なかせ)→29.7g (C)タマホマレ(中生:なかせ)→32.7g ★あけぼの大豆(極晩生:ごくばんせい)→58.8g あけぼの大豆は、普通の大豆と比べると、 約二倍の重さになります。 豆粒を10粒並べると6寸(約18cm)になることから、地元では『十六寸(とうろくすん)』とも呼ばれています。 (A)~(C)が山梨県の気候での栽培が推奨されている品種です。 あけぼの大豆の栽培に適した気候は、日本では四国がちょうど当てはまるとのこと。 ということで、あけぼの大豆自体も関西方面から伝わってきた品種なのではないか?と推測されているようです。 現在、身延町内での栽培が推奨されているのが、皆さんご存知の通り「曙地区」と「大須成地区」です。 なぜ適しているのか?を分析すると以下の3点があげられるそうです。 (1)昼と夜との気温差が大きい→甘みが増すそうです。 (2)山間地域の中でも日当たりが良い。 (3)山間地域なので水はけが良いが、霧が多く発生する→乾燥に弱い大豆でも根張りが良くなるそうです。 (1)の条件により甘くなるあけぼの大豆。 あけぼの大豆の糖含量率は24%もあるそうです。これは通常の大豆21%より一割高い数値です。 タマホマレ、丹波の黒大豆の22%と比べても糖度が高いのがわかります。 (山梨県総合農業技術センター研究報告2007より) ちなみに、あけぼの大豆の色は、黄白色とのことでした。 たしかに、先日大豆の選別をさせていただいたときも、曙地区で栽培されたものと、宮木地区で栽培されたものと色の違いがありました。 皆さんも、機会があれば見比べてみてください 栽培のポイントについては、本日(6月2日)に圃場に堆肥を撒いてきましたので、その様子とあわせて後日ご紹介させていただきます。 それでは 勉強会の様子は勉強会開催日当日の夕方にNHKさんに放送していただきました。見逃しました 次回の勉強会は6月23日(木)に開催予定です。 詳細決まりましたら、あらためてお知らせします! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.06.04 17:36:46
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