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カテゴリ:曙大豆育成日記
こんばんは、あけぼの大豆君です
7月28日(木) 本日、やっと梅雨明けしました 長い梅雨だったわりには、降水量が少なかった身延町です。 これから益々暑くなっていくそうなので、作物への影響が出ないといいのですが。 ちなみに、6月末ごろに播種をされた方は、6月30日~7月10日までほとんど雨が降らなかったので、苗が枯れてしまったそうです。あわてて、7月中旬に播種作業をし直したそうですが、今度こそは順調に成長してくれることを祈ります。 さて、今日は第3回目の勉強会が開催されました 勉強会のタイトルは「病害虫防除 ~あけぼの大豆生産安定に向けて~」 今回も47名の出席者があり、駐車場も満車状態でした 平日の日中にも関わらず多くの方にお越しいただき、うれしい限りです 講師は、峡南農務事務所(地域普及センター)農業農村支援課(担い手育成担当)の橋爪様に務めていただきました。 ↑矢細工地区の試験圃場で、肥料の種類や量などをご指導をいただいている方です。 こちらから本日の資料を見ることができます。 とてもわかりやすい資料なので、栽培されている方はぜひともご一読いただきたい内容です。 要点は、病害虫防除の徹底(薬剤散布)と追肥作業、かん水作業をしっかりしていきましょう! といったことでした。 大豆は肥料をあげると、株ばっかり大きくなって実が大きくならないとよく言われますが、実が大きくなる時期に栄養分が不足していて、実が大きくならないケースがあるそうです。開花後にパラパラっと少量の肥料を撒くことを資料ではおススメしています。 薬剤散布については、峡南農務事務所の橋爪様かJA様に相談してもらいながら、適切な時期と量の薬剤散布をしていただき、病害虫の防除をしてほしいとのことでした。 以下、勉強会後の質問内容です。 紫斑病は目視だけでしか判断できないのか? →基本は目視での判断。しかし、種が紫色になっていなくても豆のヘソが黒くなっているものも紫斑病の可能性がある。 あけぼの大豆は、紫斑病の遺伝性、発生率は高いのか。 →紫斑病への抵抗力が強いか弱いかの調査をしてみないことにはわからない。種子そのものの要因以外に、栽培環境でも発生率が変わってくる。種子の消毒をすることと、土壌改良をすることで発生率は減少すると思われる。 病気は空気感染するか? →大豆の紫斑病は、空気感染することが確認されている米の『いもち病』と同じカビの種類であり、空気感染する可能性がある。 オオガニックでの栽培は可能か? →可能だとは思うがかなり困難。堆肥等を使用すれば肥料は使用しなくてもいいかもしれないが、病虫害対策が難しいと思う。 以上です。今後の栽培管理へのご参考にしていただければ幸いです。 それでは お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.08.02 08:35:52
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