展覧会「2012 春の美術館祭り -花のふるさと- 望月勅雄・-墨彩の美- 大川原潤」
まち楽ブログ「身延Life」の編集長ユウです。今日は、和紙の里の記事を紹介します。こんにちは、みすきですなかとみ現代工芸美術館では、展覧会「2012 春の美術館祭り -花のふるさと- 望月勅雄・-墨彩の美- 大川原潤」を開催していますこの展覧会では、山梨県在住の墨彩画家、望月勅雄(もちづき ときお)氏、大川原潤(おおかわ もとひろ)氏の水墨画・墨彩画をご紹介しています。望月勅雄氏は、深遠で静謐な心象風景を描き出し、また、失われつつある風景を繊細かつ緩急自在な筆使いで表現なさっています。風景画は、県内各地を題材にしたものが多く、悠久と懐かしさを感じさせます。身延町内の風景も数多く、馴染み深い風景をたくさん発見することができます身延山久遠寺の門や五重塔。他には植物を描いた作品もあります。一方、大川氏は、伝統技法と独自の表現を融合して描かれた人物画、観察力が発揮された透明感溢れる風景画などを制作されています。画面構成、繊細な筆致と、独自の色使いが印象的です。そして今回も、昨年3月の展覧会「大川原潤の世界」にて展示し好評を博しました大作「信玄公祭り 甲州軍団出陣図」を展示していますこの作品は、2006年に制作を開始し、昨年完成した渾身の作で、高さ182センチ・全長60メートルの画面に、人物や風景が精緻に描写され、圧巻の様相です「信玄公祭り」は、毎年4月に甲府市にて開催されているお祭りで、信玄公をはじめとする1,500名の軍勢が甲府市の街中を練り歩いて、川中島に向け出陣する様子を再現したものです。大川氏はこのお祭りに3度出向いて取材したそうです。地元の、西嶋保育園の皆様が見学に来てくださいました集中して作品を見つめていました。本展覧会は今月30日(金)まで開催します。入館は無料です皆様のお越しをお待ちしておりますこちらの記事は、和紙ブログから転載しました。