インターネットなどによる人権侵害の防止について学びました
美濃加茂市西町にある西中学校で6月26日、インターネットなどのトラブルから人権を守ることの大切さを学ぼうと「人権集会」が行われ、全校生徒709人が参加してトラブルの防止などを考えました。 これは、スマートフォンなどの携帯電話やインターネットの急速な普及によるトラブルやネットいじめ、人権侵害などの危険性などを知り、夏休みに向けて望ましいネット利用を学ぶことを目的に行われたものです。 この日は、生徒会から、昨年度実施したインターネット利用に関するアンケートからSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)や通信ゲームを1日2時間以上使用する生徒が4割以上いることや、家庭で使い方のルールを作っている生徒が4割を満たないことなどが報告されました。 続いて、KDDI(株)ケータイ教室認定講師の小栗照代さんの講話があり、無料通話アプリを通じたネットいじめ、リベンジポルノなどといったトラブルを映像などで紹介。その上で、インターネットに掲載された情報の全てを削除することが困難であることや文字だけでは思いの全てを表現できないことを説明しました。小栗さんは、「日ごろからインターネットなどに頼らず、何でも話せる友達関係を持つことが大切。家庭でルールを作って上手に携帯電話などを利用してほしい」と呼び掛けました。 生徒からは「SNSを利用するときは、いろいろと注意しなければいけないことが分かりました」や「SNSでは、簡単に人権を侵したり侵されたりすることになるので言葉を選んで使用したい」などといった感想が聞かれました。