山之上まちづくり協議会「竹あかりアート」(農林課)
美濃加茂市にある山之上小学校で7月12日(木)、山之上小学校のみなさんと「竹あかりアート」制作を実施しました。 美濃加茂市には竹林が広がり鳥獣の住処となっている場所が多くあり、農地はイノシシ被害に悩まされています。そんな課題を解決するために、地域住民と共に竹林の整備を実施しておりますが、なかなか整備や維持管理が進んでいないのが現状です。 その中で、竹の新たな活用として、山之上まちづくり協議会では、竹林の整備や維持管理を進めていきながら、昨年度から竹を「厄介者」から「竹あかり」に生まれ変わらせる「竹あかりアート」を実施しています。 昨年度から始まった「竹あかりアート」、今年度も山之上小学校で実施しました。まずは付近の竹の伐採作業です。この作業は山之上まちづくり協議会だけでなく、小学校児童の保護者や先生も協力してくれました。蒸し暑い中、みんなで汗を流しながら児童の人数分の竹を一節ごとにノコギリで作成しました。みなさん、ありがとうございました。 その竹を使って小学校で山之上小学校児童一人一人が思いを込めて「竹あかり」を制作しました。作業の講師は山之上まちづくり協議会の方々がやってくれました。 そして、みんなで制作した「竹あかり」は、7月29日(日)に開催した山之上納涼夏まつりの会場に飾り、訪れる人たちを出迎えました。「厄介者」だった竹が夏まつりを彩る「竹あかり」に!毎年の恒例行事にしたいですね。 また今年度は「ぎふ清流里山公園」の夜間開放に合わせて8月10日から15日まで飾る予定ですので、幻想的な「竹あかり」をご都合が良ければ見に行ってください。 そして、竹を伐採した場所は見通しが良くなりました。小学校の先生と相談して2学期にこの場所で、普段教室で実施している「授業」をしてみたいと計画しています。教室とは違う森の中で授業をすることが、こども達に良い刺激になるといいなと思っています。地域の人たちや保護者たちがこども達のために整備した場所で、こども達が学ぶこと、「地域が地域のこども達を育てる」こと、里山はいろいろな可能性が広がる場所ですね。