美濃加茂市蜂屋町にあるみのかも文化の森で10月24日、ミュージアムフォーラム「地域博物館がこれからめざすところ」が開催されました。
これは、みのかも文化の森が今年で開館15年を迎えたことを記念して、同施設が会館当時、何を目指して建設されたのかを振り返りながら、これからの地域博物館のあり方を考えようと企画したものです。
この日は、はじめに建設当時、主管課の社会教育課長だった海老和允美濃加茂市副市長が「こだわりの文化の森-準備期間を中心に-」をテーマに講演を行いました。
講演で海老副市長は、建設当時を振り返り、郷土博物館の存在意義が問われていた時期で風当たりを強く感じていたことや、郷土博物館から感動と誇りを得なければ存在価値はないと考えていたことなどを紹介しました。そして、「これからも立ち止まることなく、市民が企画、運営する誇りある郷土博物館を目指してほしい」とこれからの地域博物館としての期待を語りました。
また、公益財団法人日本博物館協会専務理事でみのかも市民ミュージアム専門員委員の半田昌之さんの講演も行われ、訪れた約50人の参加者は熱心に聞き入っていました。