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カテゴリ:文化・芸術
文豪・坪内逍遙の生誕の地、美濃加茂市が行う第16回坪内逍遙大賞授賞者の発表を本日行いました。大賞は女優の渡辺美佐子さんが選ばれました。 この坪内逍遙大賞は、逍遙の功績を称え、市民文化の向上を図るため、市制40周年を記念して、美濃加茂市が平成6年度に制定したものです。 平成18年度からは、隔年で実施しており、平成19年4月に早稲田大学と「文化交流に関する協定」を締結したことによって、同大賞を美濃加茂市と早稲田大学がそれぞれ隔年で実施しています。 渡辺美佐子さんは、長年にわたり演劇・映画・テレビの世界において、多彩な演技で女優としてご活躍されてきました。戦争体験を生かし、原爆で亡くなった子どもたちの手記を語る朗読劇を有志の女優の皆さんと31年間続けられています。 授賞に際し渡辺美佐子さんは、「お客さまといっしょに呼吸しながら、一つの世界を創っていく演劇というものの不思議に魅せられて六十年余りを歩いてまいりました。その小さな歩みをお認め頂きましたこと、坪内先生、そして美濃加茂市の皆さまに心からお礼申し上げます。」とコメントを寄せていただきました。 大賞の授賞者発表会見で、藤井浩人美濃加茂市長は「渡辺美佐子さんという素晴らしい女優の方に授与することができました。渡辺さんは朗読をされております。第3回坪内逍遙大賞の加藤道子さんの受賞をきっかけに、美濃加茂市は朗読の盛んな街になっています。朗読の文化が広がっていくとよいです。」とコメントしました。 大賞の授賞式は、渡辺美佐子さんをお招きして、8月27日(土)に美濃加茂市文化会館で開催いたします。なお、記念事業については、後日ご報告いたします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年05月23日 13時38分25秒
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