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カテゴリ:自然
今回の講座は、岐阜県立森林文化アカデミーから講師をお招きして、針葉樹、広葉樹、竹林の3つの 樹種ごとに「樹種の特徴」や「整備の方法」を学び、広葉樹林では実際に整備の体験も行いました。
広葉樹林の整備体験では、整備体験の前に講師から「適度に日があたるように整備する」ことや「切り方、声のかけ方」などを学び、参加者が班ごとに分かれ作業を行いました。 班の中では、整備する木の選定や選定の理由、どの方向に倒すのかを話し合い、協力しながら整備を行っていました。 中には、参加者の方がこどもの頃に「お手伝い」で里山に取りに来ていた「おなご竹(「矢竹」をこのあたりではこう読んでいたそうです。)」があり、『昔はこの竹を取りに来て、豆の手(畑の野菜の支え)に使っていたんだよ』と教えてくれました。 参加者の中の一人がこの「おなご竹」を家に持ち帰り畑で使おうと、山のツルでひとつにまとめて持ち帰りました。 その方の畑は、ちょっと懐かしい畑の風景になっているかもしれませんね。
こうやって、昔は整備を手伝いながら、整備の方法や生活の中で活用できる方法を教えてもらっていたんだなと感じました。
その後の針葉樹林では、可茂森林組合職員による傾いたヒノキの伐採風景を見学しました。大きなヒノキを傾いている方向ではなく、予定した伐倒方向に倒した時には、参加者から拍手がおこりました。 伐採後の切り株の周りは、とてもいいヒノキの香りが広がりました。樹齢は111年でした。
竹林では、「淡竹」と「真竹」の見分け方や整備方法、被害の防ぎ方などを学びました。また、次回の講座で行う竹の破砕機のデモ運転を見学しました。破砕後の竹チップの堆肥活用についても話を聞きました。伐採した後すぐの竹チップは堆肥に向いているそうです。 次回は9月に竹の整備方法を学びます。その時には竹の破砕も行います。破砕後の竹チップをプランターなどの野菜に活用してみるのもいいですね。
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最終更新日
2016年08月09日 08時42分18秒
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