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第16回坪内逍遙大賞の授賞式が8月27日、美濃加茂市島町にある美濃加茂市文化会館で行われ、女優の渡辺美佐子さんに大賞が贈られました。同賞は、美濃加茂市出身の文豪・坪内逍遙博士を記念し、市が平成6年に「坪内逍遙大賞」を設けたもので、これまでに俳優の仲代達矢さんや歌舞伎俳優の松本幸四郎さん、女優の吉永小百合さんらが受賞しています。 渡辺さんは、1950年代に俳優座養成所を卒業されて以来、演劇、映画、テレビドラマと幅広く活躍して来られました。テレビドラマでは橋田壽賀子さん脚本の『おしん』など人気作品に出演されており、お茶の間の皆様にもおなじみです。井上ひさしさん作のひとり芝居「化粧二幕」(1982年初演)では、日本の演劇史に残る見事なレパートリーを確立されました。渡辺さんは、芸術性の高い演技力に加え、常に新しい試みを行い続けておられます。これは「伝統と革新」を標榜した坪内逍遙の精神と相通じるものであり、坪内逍遙大賞に相応しいと評価されました。 授賞式(写真:藤井市長からレリーフを授与) 授賞式では、藤井浩人市長から渡辺美佐子さんに賞状とレリーフなどが贈られました。渡辺さんは「小さな劇団でこつこつといろいろなお芝居をさせてもらってきました。私の小さな仕事もしっかり目配りしていただきびっくりしているし、とても光栄です。」と喜びを語り、会場に詰め掛けた市民ら約600人から大きな拍手を受けました。 この日は、記念事業として有志の女優の皆さんと、ヒロシマ・ナガサキの原爆をテーマにした朗読劇「夏の雲は忘れない」を開催しました。この朗読劇には地元出演者として、太田小学校5年生の5人が出演しました。子どもたちは女優の皆さんに負けないように発表し、朗読劇はとても感動的な催しとなりました。また、中学生による長崎市「青少年ピースフォーラム」の報告会として、参加した6人が壇上に登り、自分たちが体験したこと、感じたことを発表しました。朗読劇に出演した女優陣・小学生、青少年ピースフォーラムで報告した中学生に会場からは惜しみない拍手が送られました。 長崎市「青少年ピースフォーラ」ムに参加した西中学校、東中学校、双葉中学校の皆さん お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年08月28日 18時52分54秒
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