9月19日、美濃加茂市伊深町にある伊深小学校体育館で伊深まちづくり協議会(小林喜典会長)が「月と二胡とだんご汁」を開催しました。
これは、伊深地域に伝わるお月見の風習やお供えの飾り付けを広く知ってもらうとともに、伝統行事の大切さや季節を感じる楽しさを味わってもらおうと企画しました。
はじめに、伝統行事の十五夜にまつわる話について説明が行われた後、岐阜県を拠点に活動する玉木鶯洞さんによる二胡の演奏が行われ、参加した市民ら約130人は、日ごろ聞けない二胡の生演奏に聞き入っていました。演奏後は、お月見のときによく食されている、地域で採れた里芋や季節の野菜が入っただんご汁も振る舞われました。
また、会場のすぐ近くにある「旧伊深村役場庁舎」では、美濃加茂市まちづくり課と文化振興が企画した、現在手続きが進んでいる国登録有形文化財にちなんだ写真パネルの展示やライトアップと、伊深を訪れた人々に一息ついてもらいながら散策を楽しんでもらおうとコーヒーの販売が行われました。
ライトアップされた「旧伊深村役場庁舎」は、いつも見ている昼間と違う幻想的な姿に多くの方が足を止めて見入っていました。
この日はあいにくの天気のため月は見れませんでしたが、参加者らは地域の伝統行事にふれながら、ゆったりとした時間を楽しんでいました。