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2017年03月06日
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カテゴリ:農業

 美濃加茂市蜂屋町にあるみのかも文化の森で2月25日(土)、美濃加茂市農政講演会が開催され、農業関係者ら約100名が参加しました。
 この農政講演会は、農業について考える機会を作ろうと毎年この時期に行われているもので、今年度は、株式会社「粟」代表取締役の三浦雅之(みうらまさゆき)さんが6次産業による中山間地域の活性化をテーマに講演されました。
 三浦さんは、6次産業は「もの」を作ったり育てたりするといった自給文化から「もの」に付加価値を付けて多角経営しようとする事業形態であることを説明し、1次産業である農業が無くなってしまうと6次産業は成り立たなくなることを指摘。自身の取り組みとして、奈良県内の中山間地域において伝統野菜の調査研究や栽培保存、地域の文化継承活動などを行うとともに、地元の農業者をはじめ多種多様な人に参画しやすい環境を作っていることを紹介しました。

 その上で、「地域が持っている『風土』、その地から生まれる野菜や果樹、魚といった『風味』、その地域の『風景』、季節ごとに自然と上手に付き合っていく『風習』、その地の天然素材で作られてきた『風物』、良い意味で生活を楽しむための『風俗』、これらの「風」を通じて育まれていく価値感や気持ち『風情』といったものを見直していくと、地域に合った農業活動ができるのではないか」と話されました。
 参加者は、三浦さんの講演をメモを取るなどして熱心に聞き入っていました。





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最終更新日  2017年03月06日 10時46分31秒


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