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2018年05月30日
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カテゴリ:文化・芸術

第17回坪内逍遙大賞受賞の北川悦吏子さん
photo osamu kobayashi(The asahi shimbun)

 文豪・坪内逍遙の生誕の地、美濃加茂市が行う第17回坪内逍遙大賞授賞者の発表を行いました。大賞は脚本家の北川悦吏子さんが選ばれました。北川さんは美濃加茂市のご出身でこの地域とも深く関わりがあり、地域の誇りとしても大変うれしい受賞となりました。

 この坪内逍遙大賞は、逍遙の功績を称え、市民文化の向上を図るため、市制40周年を記念して、美濃加茂市が平成6年度に制定したものです。 平成18年度からは、隔年で実施しており、平成19年4月に早稲田大学と「文化交流に関する協定」を締結したことによって、同大賞を美濃加茂市と早稲田大学がそれぞれ隔年で実施しています。

 北川さんは、長年にわたりテレビドラマの世界において、脚本家として数々のヒット作を手掛けられました。90年代から高視聴率を得た「素顔のままで」(1992年、フジテレビ)、「ロングバケーション」(1996年、フジテレビ)、「ビューティフルライフ」(2000年、TBS)などの数々のヒット作を世に送り込んでおられます。また、映画「ハルフウェイ」(2009年公開、シネカノン配給)、「新しい靴を買わなくちゃ」(2012年公開、東映) で脚本・監督をされたり、舞台「彼女の言うことには。」の脚本を手掛けたり、エッセイや詩などの執筆をされたりと幅広い活躍をされております。また、現在NHKで放映中の連続テレビ小説「半分、青い。」も好評でお忙しい毎日を過ごされております。

 受賞に際し北川さんは、「大きな野心はないけれど、これからも、しょげず、投げやりにならず、前を向いてこの賞をいただいたことに恥じないように、頑張って行きたいと思います。」とコメントを寄せていただきました。

 大賞の授賞者発表会見で、伊藤誠一美濃加茂市長は「北川悦吏子さんは美濃加茂市の出身で市民としても誇りの持てる方。この受賞をきっかけに市民が逍遙のことをもっと理解してもらいたい。」とコメントしました。岡室美奈子・坪内逍遙大賞選考委員長(早稲田大学演劇博物館館長)は「90年代、湾岸戦争など殺伐とした世相の中、爽やかなラブストーリーを描き、高視聴率のテレビドラマを世に送り出した。ラブストーリーの神様としてテレビドラマを担ってきた方。」と評されました。

 大賞の授賞式は、北川さんをお招きして、9月2日(日)に美濃加茂市文化会館で開催いたします。なお、記念事業については、後日ご報告いたします。



記者発表の様子





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最終更新日  2018年06月05日 09時54分00秒


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