10月16日(火)に古井地区で、認知症の高齢者が行方不明になったことを想定した「行方不明者探索模擬訓練」を実施しました。
この訓練は、認知症の高齢者が増加し、高齢者が行方不明になる事例も増えていることから、行方不明者を早期に発見し保護できる地域づくりを目的に実施しています。美濃加茂市東部長寿支援センターが主催、古井地区民生委員児童委員協議会・社会福祉協議会古井支部・美濃加茂市が共催し、その他にも地域の自治会長、健寿連合会、森山ニコニコ会(森山集会場を拠点として活動している運動の自主サークル)等の協力も得ながら実施しました。
▲訓練開始前の事前会議の様子
今回は、高齢化が懸念される「団地」をキーワードに森山団地地区を出発点としての2コースを行方不明高齢者役のモデル2名が1時間かけて歩きました。古井地区の地域住民や薬局、病院、コンビニ、介護保険事業所等の従業員、古井小学校の児童など多くの皆さんが「どうされたんですか?」とモデルに声をかけ、東部長寿支援センターへの目撃情報の通報を体験しました。
▲地域の皆さんによる声かけの様子
▲帰宅途中の小学生の声かけの様子 ▲事業所内でゆっくり話を聞いている様子
モデルに声をかけた市民からは「思ったよりもすんなり声をかけることができた」という声が出る一方で「挨拶まではできるけれど、その後の声のかけ方に戸惑った」「繰り返して訓練をすることが大切だと感じた」などの感想が聞かれました。
今後も、地域住民や関係機関と協力をして訓練をすることで、多くの人々が認知症への理解を深める機会とし、認知症の方を地域で見守り・支えるまちづくりにつなげていきたいと思います。