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カテゴリ:まちづくり・地域づくり
太田宿の宝物⑨
中山道沿いには公開されている『水琴窟』が2か所あります 水琴窟とは、日本庭園の手水鉢(ちょうずばち)などの地下に甕(かめ)を埋めて、落ちた水滴が甕の内側空洞に反響して音が鳴る、日本庭園の最高技法と言われています。水琴窟は心で聴く音色であり、音の文化として継承されてきました。 (1)太田脇本陣林家住宅隠居部屋 厠(厠・便所)から出て手水鉢で手を洗い、その水滴で音を聴く (2)祐泉寺玄関前(鐘つき堂の横) 35年ほど前に蹲(つくばい)の前に整備されたもの。 水琴窟は江戸時代からありましたが、まだ50年ほど前に世の中に知られるようになった造園手法です。 管理が難しく土が埋まって音が聞こえなくなり、かめを掘り出す作業も大変です。今では日本庭園にはなくてはならない施設になりました。如何に水滴がまっすぐ落ちるか。またかめに水を貯める工夫が困難なのです。 水琴窟の構造 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年08月25日 13時09分41秒
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